310022211 レーヴァテイン・獣刻・バハムート みんなからの推薦
ある日、マスターの隊に 豪華な贈り物が届いた
【レーヴァテイン】 マスター、なにそれ? …へえ、ウェディングドレス?
【レーヴァテイン】 街の人たちが 作ってくれたんだ… いいね、素敵じゃない
隊への日頃のお礼として 国民たちが仕立ててくれたドレス
姫たちはさっそく、 誰がこのドレスを最初に着るか 話し合っているらしい
【レーヴァテイン】 ふーん、そうなんだ…
【レーヴァテイン】 …私? 興味ないからいい… 着るのめんどくさそうだし
【レーヴァテイン】 まぁでも、綺麗な服だから… 誰かが着てるところは 見てみたいかな
【レーヴァテイン】 決まったら教えてよ それまでちょっとひと眠りする… ふわぁあ…
【レーヴァテイン】 はぁ… なんでこんなことに…
話し合いの結果、 ドレスを一番に着るのは レーヴァテインに決定した
ドレス姿のレーヴァテインを見て 姫たちは口々に 似合ってる!と褒めている
【レーヴァテイン】 いや、おかしいでしょ… なんで私が 着ることになってるわけ?
【レーヴァテイン】 みんなが推薦したから? わけわかんない…
【レーヴァテイン】 はい、着たわよ もう脱いでいい?
そそくさとドレスを 脱ごうとするレーヴァテインを、 姫たちは必死に引きとめる
【レーヴァテイン】 はいはい、 わかったわかった…
【レーヴァテイン】 あとちょっとだけだからね ったく、もう…
そう言いつつも、 どこかまんざらでもない 様子のレーヴァテイン
そんな彼女を見て、 マスターはあることを思いついた
【レーヴァテイン】 え? ハルモニアに行こう、って… なんでいきなりそんなこと…
【レーヴァテイン】 式場でイベントが? へえ、そんなのあるんだ
斬ル姫いわく ハルモニアではこの季節、 結婚式の体験イベントがあるらしい
せっかくだから参加しない? と 提案するマスター
【レーヴァテイン】 えぇ、めんどくさ… 他の子が行けばいいじゃない
【レーヴァテイン】 私はもう着替え… って、ちょっと!?
イベントの話を聞いた姫たちが、 レーヴァテインを 連れて行こうとする
みんな、彼女の花嫁姿を 本物の式場で見てみたいと 言うのだった
【レーヴァテイン】 あぁ、もう…! おっけ、わかったから!
【レーヴァテイン】 そんな強引に 引っ張らないでよ… せっかくのドレスが破れるでしょ?
そうして、ハルモニアに やってきたマスターたちだが…
【ハルモニア兵】 そこの斬ル姫たち、 止まりなさい!
【ハルモニア兵】 貴方たちは我が国の催しに ふさわしくありません
門番をしていた兵に 入国を阻まれてしまう
【レーヴァテイン】 なにそれ…おかしくない? イベントは誰でも 参加できるって聞いたのに
【ハルモニア兵】 問答無用です 即刻立ち去りなさい
【レーヴァテイン】 むぅ…
【レーヴァテイン】 元は参加する気なかったけど… いざこうやって止められると イラっとするわね…
【ハルモニア兵】 なんです、貴方? 我々に逆らうつもりですか?
【ハルモニア兵】 忠告が聞けないのなら、 この場で貴方たちを 粛正するまでです!
兵が集まり、武器を構えて マスターたちを取り囲む
ドレス姿のレーヴァテインも、 衣装に気を遣いつつ 戦闘態勢に入るのだった
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