310022212 レーヴァテイン・獣刻・バハムート 本当の花嫁
門番たちを退け、 ハルモニアへ入国した マスターの隊一行
【レーヴァテイン】 ねぇ、みんな… やっぱりこのドレス、 脱いだ方がいいと思う
【レーヴァテイン】 いや、着るのを嫌がってる わけじゃなくて…
【レーヴァテイン】 こんなに目立ってたら、 また兵に見つかって めんどくさいことになるから…
街中の人々の視線を 釘付けにしている レーヴァテイン
街を歩く花嫁は他にもいたが、 中でもレーヴァテインは 特に注目を集めていた
【レーヴァテイン】 うぅ、恥ずかしい… 騒ぎになる前に さっさと行こ…
【レーヴァテイン】 …わっ、なに? なんでマスターが隣に来るわけ?
【レーヴァテイン】 姫たちに押されて? …なんだ、あなたも 巻き込まれたの
【レーヴァテイン】 マスター、いつも大変ね… 姫たちのわがままに 付き合わされて
レーヴァテインの軽口に お互いね、と 笑いながらうなずくマスター
でも、こんな綺麗な花嫁と 一緒に歩けて嬉しい… とマスターが不意に褒める
【レーヴァテイン】 …へっ? そ、そう…ふーん
【レーヴァテイン】 まぁ…いろいろとだるいけど、 褒められるのは 悪い気しないわ
【レーヴァテイン】 …ねぇ、マスター ひとつ聞いてみたい ことがあるの
【レーヴァテイン】 もしも私が、いつか―
【レーヴァテイン】 ―!? なに、今の騒ぎ…?
式場の前には、 市民を無理やり追いだそうとする 兵たちの姿があった
【ハルモニア兵】 まったく…擬人は相変わらず 身の程をわきまえませんね
【ハルモニア兵】 この催しは今回から 天使人のみのものとなりました
【ハルモニア兵】 貴方たち擬人に 参加資格はありません 早く散りなさい!
【レーヴァテイン】 うそ…信じられない あんな乱暴なことするなんて…
【レーヴァテイン】 …マスター、みんな、行こう! めんどくさいなんて 言ってられない…!
【レーヴァテイン】 あんな勝手なこと、 今すぐやめさせないと…!
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