310111213 天使エクスカリバー 灼熱の天誅
【エクスカリバー】
くっ！！この…！
懸命に剣を振るも、 敵兵の多さにピンチに陥る彼女
【エクスカリバー】
勝つのは無理だ…
今の…私の力では…！
【エクスカリバー】
こうなったら…！
勝てないと悟った彼女は、 仲間の助けが来るまで、 時間を稼ぐことを決意
【エクスカリバー】
はぁ…はぁ…！！
【エクスカリバー】
この身を犠牲にしてでも…
絶対にマスターは救う！！
敵の攻撃を受けながら、 マスターを守るエクスカリバー
その姿を見たマスターは叫ぶ
そんなのは嫌だ！！と
【エクスカリバー】
…！
【エクスカリバー】
やはり…嫌なのですね…
そうじゃない！ と、エクスカリバーの言葉を マスターは必死に否定する
僕が嫌なのは君が傷つくことなんだ 君は僕のしもべじゃない！ 僕にとって君は…
大切な……仲間だ！！と
【エクスカリバー】
！！
【エクスカリバー】
……仲間…
【エクスカリバー】
そんな風に…
思って下さってたなんて…！
【エクスカリバー】
あぁ…尊きかな…
溢れそうになる涙をこらえ、 彼女が剣を握り直した
【エクスカリバー】
心の底から！体の奥から！！
力がみなぎってきます！！
【エクスカリバー】
新技！
『灼熱の天誅』―――っ！！
新たな力に目覚めた彼女は敵を一掃！
見事、マスターを守り切るのだった
【エクスカリバー】
あなた様のおかげで…勝利できました
その後、マスターと語る彼女
【エクスカリバー】
私…てっきりマスターに
嫌われてしまったのだと…
【エクスカリバー】
でも…
あなた様のお言葉で
気づきました
【エクスカリバー】
あなた様が嫌がっていたのは自己犠牲
【エクスカリバー】
私…これからは自分を
犠牲にすることなく、
あなた様をお守り致します
【エクスカリバー】
しもべでなはく…
仲間と言って下さった
聖なる我が君のために！
【エクスカリバー】
でも…
仲間と言って下さるのは、
もちろん嬉しいのですが…
【エクスカリバー】
い、いえ…なんでもありません！
【エクスカリバー】
しもべでなくなるのは…
少し寂しいのです…
と、行き過ぎた信仰心を持つ 残念で愛すべき彼女だった
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