310111214 天使エクスカリバー 天戒『炎輪の進撃』
あれから数日後――
【エクスカリバー】 さあ、 今日もマスターに 讃美歌を捧げましょう
マスターの素晴らしさを 改めて知った彼女は、 姫たちに讃美歌を強要していた
【エクスカリバー】 とは言え…
【エクスカリバー】 みなさんは共に マスターをお守りする 大切な仲間
【エクスカリバー】 良ければ…みなさんにも 讃美歌も捧げさせて下さい
驚く姫たち
エクスカリバーはこれまで、 マスター以外には興味がなかったのに と、一人の斬ル姫が口にする
【エクスカリバー】 はい、確かに 以前までの私はそうでした
【エクスカリバー】 でも、マスターが 大切に思っているもの…
【エクスカリバー】 つまり、みなさんにも 目を向けてみると…
【エクスカリバー】 今までは見えていなかった みなさんの魅力に気づいたのです
【エクスカリバー】 優しく、心強い皆さんの魅力に!
【エクスカリバー】 そうしたら、 人生がさらに楽しくなったのです
仲間の大切さに気付いた彼女 その思いの変化が、 彼女にまた新たな力を授けていた
【エクスカリバー】 新技、天戒『炎輪の進撃』 この力をもって、 私も皆さんと共に…
【エクスカリバー】 マスターをお守りします!
そんな彼女に、 成長したね …と、声をかけるマスター
【エクスカリバー】 せ、成長…? この私が……
【エクスカリバー】 そんな…! もったいなきお言葉です… ぐす
また、感極まり涙を流す彼女
【エクスカリバー】 成長できたのは… 尊きあなた様のおかげ
【エクスカリバー】 マスターがいてくれたからこそ、 私は……
嬉しさのあまり、 マスターの手に触れたくなる彼女
【エクスカリバー】 でも、それは… なんと罪深き感情でしょう
【エクスカリバー】 やはり私はまだまだ未熟… マスター、この愚かな私めを お叱りください…!
褒められるよりも、叱られたい… まだまだ残念な面が残る彼女
【エクスカリバー】 さあ!思う存分、ご叱責を!!
でも、以前のように 扱い辛いとは思わない
残念な面すら、 今では愛おしいと思える マスターだった
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