310201212 美樹 さやか 信頼関係ってやつ
【さやか】 なんとか目的地についたね… それにしてもあいつら なんだったんだろう?
パーティを邪魔しに来た、とか? 首を傾げるマスター
【さやか】 それなら、やっつけちゃって よかったね
とにかく自分達には あの兄妹を待つことしかできない とマスター
【さやか】 まぁ、そうだよね 幸い、追って来たりは してないみたいだし…
【さやか】 ひっそりと 過ごしてるようにしよっか
【さやか】 …それにしてもさ 妹思いのお兄さんって素敵だね
【さやか】 家族を大事に思って ああして妹さん追っていけるなんて…
【さやか】 だったら喧嘩なんてしなきゃいい って思うけど、上手くいかないよね
【さやか】 喧嘩したって大事な存在 それを選べるお兄さんは 本当に素敵だよ…
さやかは何かを思い返すように ぽつりぽつりと話す
【さやか】 きっとお互いのことを 想い合える関係だから 喧嘩することもあるんだよね!
悲し気な表情から気丈に 振舞おうと切り替えるさやかに 大丈夫?と聞くマスター
【さやか】 え? 大丈夫大丈夫! 私はなんともないよ!
隊の中でも普段から なかなか本心を見せないさやか
心配や迷惑をかけてもいい けれど言わないと伝わらないことも あるのだ、とさやかに説くマスター
【さやか】 あはは、ホントに大丈夫だって こういう時は心配性なんだねぇ…
マスターとさやかが話していると 突然兵士達がパーティー会場に なだれ込んでくる
【兵士】 いたぞ、あいつらだ!
【さやか】 げっ、さっきの仲間かな!?
一直線にマスター達へと 向かってくる兵士達
【さやか】 このままじゃパーティーが めちゃくちゃになっちゃう… なんとかしないと!
【さやか】 マスター、とりあえず 私から離れないでね!
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