310231212 アスカロン・D. plug・レヴィアタン やりたいこと、できること
町にやってきたマスターとアスカロン
小規模ではあるが、 色んなお店が出ていて 楽しげな雰囲気だ
あ！あれ、食べようよ！
【アスカロン】
は…はいっ…
しかし楽しむマスターに対して、 アスカロンはどこかずっと物憂げで…
【アスカロン】
………
そんな彼女に、 どうしたの？と尋ねるマスター
【アスカロン】
……い、いえ
なにか気になってることがあったら、 なんでも言って
優しく声を掛けてくれるマスターに、 アスカロンが想いを打ち明け始めた
【アスカロン】
……好きですか？
…え？好きって…
【アスカロン】
マスターは……
ご自分のことが
お好きですか……？
…どうして？ 尋ね返すマスター
【アスカロン】
私は……
嫌いです
自分のことが…
【アスカロン】
隊の仲間たち、
みんな強くて優しくて、
素晴らしい人たちばかりです
【アスカロン】
私はそんなみなさんが
大好きです
【アスカロン】
でも、そんな気持ちとは裏腹に…
【アスカロン】
みなさんの強さや優しさを…
羨ましい…妬ましい……
そう思ってしまう自分がいるのです
【アスカロン】
心が氷のように凍てついていく
音を立てて軋むのを感じます
【アスカロン】
その醜い自分の心が…
私は嫌でたまらないのです…
彼女がD. plugされたのは、 嫉妬を司る悪魔レヴィアタン
それが彼女の心には 深く巣くっているのか… と考えるマスター
【アスカロン】
今日、誘ったのも…
マスターと仲良くしているみなさんを
羨ましいと思ったから……
【アスカロン】
それに…
みなさんを
羨ましいと思いつつ…
【アスカロン】
心の中では、
誰からも好かれるマスターにも…
嫉妬していたんです……
【アスカロン】
私は…こんな自分が……
【アスカロン】
大嫌いです
目に涙を浮かべ、 告白する彼女
取り繕うように、言葉を紡ぐ
【アスカロン】
で、でも、マスターはすごいですね
【アスカロン】
私とは違って、
すごく大きな自信を
持っていらっしゃる
【アスカロン】
みんな、
その自信に惹かれている
【アスカロン】
私も…そうなりたいです…
そう言う彼女の手を引くマスター
【アスカロン】
…え？ど、どこへ…？
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