310441214 アイズ・ヴァレンシュタイン やっぱり、戦おう!
【アイズ】 …終わったよ、マスター
アイズの活躍は相変わらず 凄まじいものなのだが以前と違い 無理をしている雰囲気はない
そのことにホッとするマスター よかった、と思いながら マスターがアイズを見ると…
【アイズ】 …………
【アイズ】 …すぅ、すぅ
すでに昼寝の真っ最中だった
無理をしないようになったとはいえ これではあまりにも無防備だろう とマスターは頭を抱える
【アイズ】 …ん、マスター どうしたの?
マスターの困惑が通じたのか すっと目を覚ますアイズ
この切り替えの早さこそが 戦姫と呼ばれるほどの強さを 生み出す秘訣なのか…と思うマスター
【アイズ】 …私の強くなろうという思いは 意味があったのかな
昼寝から覚めたばかりとは 思えない話を突然始めるアイズ
彼女からの信頼は感じるのだが この掴みどころのなさには まだ慣れないマスター
【アイズ】 この世界にはロキはいない だからステータスの更新はできない
マスターを置いてけぼりに アイズは話を続ける
【アイズ】 ここで私が強くなるのには 限度があるのに… 無理をしていたなんて、変だね
ステータスの更新という アイズ達の世界のことは わからないけれど…
強くなろうとしていた行動は 無駄にならないと思うよ とマスター
【アイズ】 そう、なのかな
経験したことすべてが アイズの力になるはずだよ とマスターはアイズを励ます
【アイズ】 マスターはなんでも 肯定してくれる
アイズの言葉に 適当に言ってる訳じゃないよ! と慌ててフォローを入れるマスター
【アイズ】 ふふっ、うん、わかってる ちゃんと伝わってる…ああ、そうか
胸に手を当てるアイズ
【アイズ】 前もそうだった… この胸のあたたかさが この世界での強さ…
マスターとの繋がりを感じたアイズ 彼女に宿った新しい力、その名も 『やっぱり、戦おう!』
【アイズ】 この力がいつか 元の世界に戻ったとき どうなるかわからない
【アイズ】 でも、無駄にはならない
アイズの言葉に 肯定の言葉を返すマスター
【アイズ】 その日が来るまで 私はあなたの剣…
【アイズ】 これからもよろしく、マスター
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