Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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320042213 パラシュ・D. plug・アスタロス ハロウィンver. 優雅な深夜のお祭り騒ぎ

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3200421.png 【パラシュ】 砕くッ!

ドゴン! パラシュの攻撃で、魔獣の群れは たちまちの内に倒されていく

もう危機は去っただろうか… と子供達が顔を覗かせた その瞬間…

物陰に隠れていた魔獣の一匹が 武器を持ったパラシュではなく 無防備な子供達へと襲い掛かる

危ない! とマスターは叫んだが 間に合わない…!

3200421.png 【パラシュ】 くうぅぅ…っ!

パラシュ!? とマスターが声を上げる

彼女は子供達の前に立ちはだかり 身を挺して攻撃を受け止めたのだ

3200421.png 【パラシュ】 …くっ これだから弱者は邪魔なんだ

棘のある言葉とは裏腹に パラシュの口元が優しく微笑む

3200421.png 【パラシュ】 ふ、ふふ… 驚いているね 意外かい?マスター

3200421.png 【パラシュ】 ああ、ボク自身も意外だよ こんな行動に出たことが、ね…

3200421.png 【パラシュ】 でも、後悔はしていない 人とのつながりは 大きな力になることもある

3200421.png 【パラシュ】 この子達なら、理想の未来を作って くれるかも…って思えたから

3200421.png 【パラシュ】 その可能性は何人たりとも 奪わせないと、そう思えたから…っ

3200421.png 【パラシュ】 だからボクは この子達を守るんだ…っ!

そういってパラシュは 力強く武器を握り締める

子供を弱者と言い切って 一切の期待をしていなかった彼女が その思いを払拭した

その変化は、 彼女の中に新たな力を生み出す…!

3200421.png 【パラシュ】 これが、未来を守る新しい力! 『優雅な深夜のお祭り騒ぎ』!

パラシュの一撃が まるで花火のように炸裂し、 最後の魔獣を見事に打ち倒した

3200421.png 【パラシュ】 いてて…ったく 守りながら戦うなんて 不便なものだね

わあ、と子供達がパラシュに駆け寄る お姉ちゃん、ありがとう! と次々にお礼をかける

3200421.png 【パラシュ】 ちょ、ちょっと止めてくれ 衣装を引っ張るなってば、こら! ぶ、武器は触るな!危ないから!

すっかり子供達の人気者になって 子供達に絡まれているパラシュ

3200421.png 【パラシュ】 ああ、もう こんなのボクらしくないのに…っ

こういうことには慣れていないので 大いに取り乱している様子のパラシュ

せっかくの衣装がほつれちゃってる… 怪我もしているよ、大変だ! と子供達が騒ぎ出す

3200421.png 【パラシュ】 今日だけの使い捨ての 衣装だからいいんだよ ほら、傷の手当をさせてくれ

それじゃ、パラシュお姉さんの 怪我の手当てをするから離れてね とマスターは子供達に言い聞かせる

3200421.png 【パラシュ】 …はぁ、まったく 子供達には困ったものだね

苦笑するパラシュに向かって …その衣装、使い捨てちゃうの? とマスターは尋ねた

3200421.png 【パラシュ】 え?だって、変装用だろう これから先に使う予定なんて あるのかい?

とっても似合っているから たまには着てもいいんじゃないかな とマスターは伝えた

3200421.png 【パラシュ】 …まったくもう いまさらボクに そんなことを言うなよ…

パラシュは少し恥ずかしそうに しながら、こう言うのだった…

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