3200721 シャルウル 過剰なる研磨
マスターの隊に新しく入った姫、 シャルウル
【シャルウル】 いいですか、マスター? 隊を率いる者として、 常に心を研磨してくださいね
【シャルウル】 もちろん私がお手伝いします 擦り切れるまで磨き上げましょう
元々、彼女は世話好きだったが、 ティアマトを獣刻されたことで、
より愛情深くなり、 相手に踏み込む性格になっていた
【シャルウル】 ほらほら、みなさんも! 武器の手入れと 鍛錬を欠いてはなりません
【シャルウル】 常に己を研磨するのです!
隊の姫たちの面倒見もよく、 的確な助言をするため 頼られてはいるが…、
厳しい性格に 緊張を隠せない姫もいた
その厳しさは、 マスターにはことさら顕著で…
【シャルウル】 ほら、朝ですよ!起きて下さい!
【シャルウル】 なんですか、その眠たそうな顔は? 早く顔を洗ってきて下さい!
また、お昼時には…
【シャルウル】 ご飯の時間です! みんなで決めた時間に、 遅れるなんていけませんよ!
【シャルウル】 約束は必ず守らなければ!
そして…
【シャルウル】 指揮官たる者、 戦闘に関することだけではなく、
【シャルウル】 学問や医学、哲学など 知識はとても重要です
【シャルウル】 ということで、 まだ寝ないのであれば 修学しませんか?
【シャルウル】 今日は朝まで、 しっかり私がお教えしますね!
徹夜での勉学 また…
【シャルウル】 指揮官と言えど、 戦闘を必要に迫られる時も あります
【シャルウル】 もちろん我々が マスターをお守りしますが、
【シャルウル】 それでもマスター自ら 戦わなければならない 可能性はあります
【シャルウル】 なので、格闘術と武器術を この私が直々に お教え致しましょう
【シャルウル】 磨かなければ、 輝くものも輝きませんよ
格闘に関する技術まで、 マスターに叩き込んでいる
【シャルウル】 これくらいで音を上げないでください すべてはマスターのためなんですから
【シャルウル】 あなたには、完璧な人間に なって頂きたいのです!
…と、彼女の指導は 朝から晩まで容赦なく続く
マスターは少々参っているのだが、 彼女の訓練は止まらない
【シャルウル】 何を言ってるのです! 輝く可能性を秘めているものは、 研磨しなければ
【シャルウル】 さあ、マスター 休憩はおしまい 次は斧の技術を教えてあげますね
【シャルウル】 身も心も、 擦り切れるまで 磨き上げましょう!!
張り切る彼女
しかしマスターは、 熱心ながらも厳しい彼女に めまいを起こすのだった
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