320293213 レム 真摯な想い
【レム】 た、大変ですマスター様! レムはとんでもないことを してしまいました!
その姿を見ればわかる、とマスター レムはドレスのまま 戦ってしまったのだった
【おばさん】 あははっ! ずいぶんと派手にやったねぇ!
【レム】 ご、ごめんなさい! どうお詫びしたらいいか…
【おばさん】 あんたたちは花畑とあたしを 助けてくれたんだ むしろお礼をしなきゃだね!
おばさんはあはは、と笑うと レムにそのドレスはあげると言った
【おばさん】 せっかくだから そのまま花畑行ってきなさいな!
【レム】 …はいっ! ありがとうございます!
【レム】 なんだか急にいろんなことが起きて 不安だとか、全部どこかに 行ってしまいました
本当に大丈夫? とレムを心配するマスター
【レム】 大丈夫なんです
【レム】 あの女性が困っていると聞いて すぐ何かできないかと お考えになるマスター様
【レム】 レムの元気がないからと心配して 気分転換の方法を考えてくださる マスター様
【レム】 なんだか、一人でくよくよと 悩んでいたレムがバカみたいです ダメダメでしたね
ダメなことはない、とマスター 頼ってくれるのに遅いも早いもない 仲間なんだから、と
【レム】 ふふっ、そうやってマスター様は ずっとレムのことを仲間と認めて くださっていたんですよね
【レム】 レムは弱いですから 頼ってしまったらどこまでも 甘えてしまうって思っていました
【レム】 でも、仲間に頼るということは 決して甘えなんかじゃないんですね
マスター達という仲間がいると 気付いたレムは今までの不安を 吹き飛ばし、本来の自分を取り戻した
そして新スキル 『真摯な想い』 がレムの力となった
【レム】 この世界に来てレムは少しだけ 変われたかもしれません
【レム】 マスター様たちと踏み出す レムの新しい一歩…
【レム】 このドレスがそのきっかけ、なんて まるで本当の嫁入りみたいですね
ふふふっ、と無邪気に笑うレム マスターもまた笑顔で応えるのだった
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