330011212 ロンギヌス・聖鎖・ガブリエル 信じるということ
次の日─
朝、マスターが目覚めると、 ロンギヌスの姿はなかった…
彼女を探しに出るマスター
まさか昨日のことを気にして、 隊を出て行ったんじゃ……
しばらく行くと、 彼女は人気のない草原にいた
【ロンギヌス】 ………
大樹に向かい両手を重ね、 祈りを捧げている
【ロンギヌス】 マスターに冷たい態度を とってしまったこと… 今ここにその懺悔を…
【ロンギヌス】 ………
【ロンギヌス】 ……!
【ロンギヌス】 マ、マスター!? 今の聞いていたんですか!? わわ…忘れてください!
慌てふためく彼女 昨日の冷たい態度とは、 まるで別人だ
【ロンギヌス】 あの… マスター…… 昨日は……
【ロンギヌス】 申し訳ありませんでした
【ロンギヌス】 強く…言い過ぎてしまいました お許しください
大丈夫だよ、僕が悪かったんだし でも…
なにかあったの?
そう尋ねるマスターに、 彼女が己の心の内を語り始めた
【ロンギヌス】 私を解放してくださったマスターに、 こんな言い方をするのは 心が痛むのですが…
【ロンギヌス】 あなたを心の底から信じていいのか… 正直、まだ迷いはあります…
【ロンギヌス】 その理由は… ハルモニア教皇国にいた頃にまで 遡ります
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