330031211 悪魔方天画戟 破壊の王
マスターの元に、新たな姫が入隊した
【方天画戟】 戦闘か、主君!? オレに任せろ!!
彼女の名は方天画戟・ D. plug(ドミネイトプラグ)・ アバドン
【方天画戟】 はっはーっ!
【方天画戟】 破壊の王と呼ばれる悪魔・ アバドンを取り込んだオレに、 勝てると思っているのか!?
【方天画戟】 はははっ! 喰らい甲斐のあるヤツらだ!
槍を頭上で振り回し、 笑いながら敵を蹴散らす彼女
悪魔アバドンの影響により、 実力も凶暴性も格段に増している
【方天画戟】 どうした、それだけか!? もっとオレを楽しませてみろ!?
彼女は強い敵と戦えることを、 そして屈服させることを 心から楽しんでいるようだった
【方天画戟】 どうだ!? このオレこそが、 最強の武なのだーっ!!
勝利の雄叫びを上げる彼女 その姿はとても凛々しく、輝いている
だが…
【方天画戟】 ふわぁ~
戦闘がない時は いつも気だるく過ごし、 他の姫とも仲良くしようとしない
【方天画戟】 あん?掃除しろだ? オレに言ってんのか?
むしろ、たまに他の姫と揉めて、 相手を傷つけたりもしてしまう
マスターが仲裁に入ることで、 一応は収まるのだが…
【方天画戟】 くそっ!
彼女が迷惑をかけた相手に対し、 マスターが謝罪する事もしばしば
【方天画戟】 …ちっ、気に食わねぇ
まるで腹を空かせた 野獣のような彼女に、 マスターは手を焼く日々だった
そんな、戦闘のないある日のこと…
【方天画戟】 ふわぁ~
例によって、気の抜けた顔で だら~っと過ごしている彼女
【方天画戟】 なに?街に…?
マスターは 退屈そうにしている彼女を 誘ってみた
【方天画戟】 まぁ…やることもねぇし…
渋々、腰を上げる彼女
マスターには、彼女に戦闘以外の 『癒し』に触れさせ、荒んだ心を 和らげようという狙いがあった
【方天画戟】 はぁ…やっぱめんどくせぇなぁ
だが、その道のりは 前途多難そうだった…
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