330031214 悪魔方天画戟 魔眼『至純な破壊』
数日後─
【方天画戟】
オレの手に捕まれっ！
戦闘にて、 隊の姫を助け出す方天画戟
【方天画戟】
へへっ、
助かって良かったな
オレのおかげで！
それは己の為だけの戦いをしていた 彼女にしては、 考えられない行動だった
戦闘後、街に出るマスターと方天画戟
あれから、 他の姫とケンカしなくなったね マスターが彼女に語り掛ける
【方天画戟】
…！
【方天画戟】
ま、まぁな…
照れ臭そうに彼女が答える
【方天画戟】
あ、あのさ…
【方天画戟】
悪かったな
なにが？ 尋ねるマスター
【方天画戟】
オ、オレが他の姫に迷惑掛けた時、
主君が謝ってくれたりとか
してただろ…
【方天画戟】
オレ…主君に迷惑かけてたよな
【方天画戟】
だから…悪かったな…って
【方天画戟】
め、迷惑かけちまった分…
これからは、
その罪滅ぼしのためにも戦うよ
【方天画戟】
それに…
隊の姫たちにも随分
迷惑かけちまった
【方天画戟】
オレで役に立つのなら…
あいつらにも力を貸してやりてぇんだ
その心境の変化により、周囲も変化していた
彼女を仲間と認め、 助けてくれるようになっていた
【方天画戟】
助けてやりたいと思ったら…
助けてももらえる
【方天画戟】
それがまたオレの力になるのか
【方天画戟】
思いがけない発見だったよ
【方天画戟】
こういう“強さ”もあるんだな
仲間との絆が生まれたことで、 彼女はまた新たな力 魔眼『至純な破壊』を獲得していた
【方天画戟】
自分のことしか見えていないうちは、
まだまだ弱い
【方天画戟】
自分のためだけに戦うより、
誰かのために戦う方が
強くなれる気もする
【方天画戟】
主君に教わったよ
【方天画戟】
…あ
『ありがとう』 その言葉を素直には言えない彼女
え？なに？ 尋ねるマスターに… 4# textflame 1 1
【方天画戟】
い、いや…！
4# textflame 1 1
【方天画戟】
オ、オレに大事なことを教えてくれた
お前が傷つくのは我慢ならない！
【方天画戟】
これからは…
ずっとオレが守ってやるからな
言葉こそぶっきらぼうだが、 微笑んだ彼女の顔はとても優しかった
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