330141214 イシューリエル・D. plug・マルコシアス 魔眼『獰猛なる純真』
【イシューリエル】
ハッキリ言って…
【イシューリエル】
今までは、マスターが
他の女の子といるのが、
気に入らなかったです
【イシューリエル】
お恥ずかしい限りですが…
【イシューリエル】
マスターに清廉潔白でいてもらう為、
姫をマスターから
遠ざけたこともありました
【イシューリエル】
今でもマスターが姫と話していると、
邪（よこしま）な気持ちが
あるのでは…と疑ってしまいます
【イシューリエル】
でも…
【イシューリエル】
あのプレゼントの一件以来、
少しだけ…
彼女たちを許せるようになりました
【イシューリエル】
そしたら…
みんなとも少しだけ
距離が縮まった気がします
【イシューリエル】
わたくしのプレゼントを
選んでくれた子のように…
【イシューリエル】
いつか自分も、気持ち良く
仲間に贈り物が出来たらいいな
そう思うのです
ほんの少しの許せる心… それが芽生えたことで、 彼女はまた新たな力に目覚めていた
【イシューリエル】
この技…
魔眼『獰猛なる純真』と
名付けましょう
マスターを見つめ、 話を続ける彼女
【イシューリエル】
この隊に入り、
マスターと過ごしてきて…
【イシューリエル】
あなたが姫に手を出すような
人ではないと、心から
信じられるようになりました
【イシューリエル】
でも…
【イシューリエル】
奥に根差す猜疑心のため、
ついついマスターの行動を
監視してしまうわたくしもいるのです
【イシューリエル】
そんな自分が嫌になる時もあります
だけど…なんだか楽しくもあるんです
どういうこと？ と尋ねるマスターに、
【イシューリエル】
姫たちに目を光らせる時もあれば、
共に戦場で戦う時もある
そんな奇妙な距離感が…
【イシューリエル】
なんだか…
とっても楽しいんです！
【イシューリエル】
これが俗に言う…
ケンカ友達みたいなもの
なのでしょうか？
【イシューリエル】
ふふ、今はこの関係が…
心地いい
【イシューリエル】
でも、みんなを信じて…
いつか優しくできるように
なったらいいな
【イシューリエル】
それが今のわたくしの
嘘偽りのない
トゥルースの心
【イシューリエル】
そうなれる時まで…
ずっと、あなたのそばに
いますからね、マスター
と、嬉しそうに語る彼女
その目は、 誰かを信じたいと願う 強い光に満ちていた
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