330171211 ヴォータン・獣刻・スレイプニル 理想の果てにゴールはある?
みんな任務お疲れ様 と隊の姫達に声をかけていくマスター
今日の任務は敵の数が多く 乱戦になってしまった
誰も怪我とかしてないかなと マスターが隊の姫達に声をかけていると…
【ヴォータン】 駄馬ね
【ヴォータン】 まったくお前は… 主としてもっと威厳ある行動を 心がけたらどうかしら?
【ヴォータン】 部下を気にし過ぎていては 完璧な主とは言えないわ
【ヴォータン】 私の主ならば、 堂々としているべきだわ!
そうは言っても…と 困ってしまうマスター
【ヴォータン】 そういうところが 駄馬だと言うのよっ!
ヴォータンはご機嫌斜めだ
【ヴォータン】 負傷した部下を気にかけている 場合じゃないでしょう もっと大局を見るべきなのよ
ふんっ、と 胸を張るヴォータン
そんなやり取りをしている間に 他の姫達から早速 頼みごとをされるマスター
そこの救急箱を取って、と 頼まれたので、マスターは 素直に届けに行く
【ヴォータン】 ちょっとマスター! 私の話、聞いてたのっ?
そんなマスターの態度に ヴォータンは余計に怒ってしまう
【ヴォータン】 お前は隊の主であって 小間使いではないのよ?
会話の途中ではあったがマスターは ごめんね、とヴォータンに伝えて 負傷した姫達のところへ向かう
【ヴォータン】 …ちょっと、マスター? なぜお前が傷薬を手に取るのかしら?
【ヴォータン】 もうっ、マスター! 治療くらい自分でさせなさいよ!
ぷりぷりと怒るヴォータンに対して マスターは、これでいいんだよ と、微笑む
【ヴォータン】 これでいい、ですって…?
【ヴォータン】 …こんな主らしくないマスター 私は、認めるつもりはないわ
姫達の輪を抜け ひとり駆けていくヴォータン マスターは慌てて後を追うのだった
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