335021121 悪魔セファー 読めない心
マスターの元に また新たな姫が入隊した
【セファー】 セファー・D. plug・ ダンタリオンです よろしくお願い致します
【セファー】 …あら? あなた……
一人の姫に話しかけるセファー
【セファー】 お腹が空いてらっしゃるのですか?
【セファー】 わかりました すぐにお食事の用意を致します
【セファー】 え?なぜ分かったかって?
【セファー】 わたくしがドミネイトされたのは、 人の心の動き、思考を読み取り、 操ることが出来る悪魔ダンタリオン
【セファー】 なにを思ってらっしゃるのか、 わたくしはその心の動きを 感じることが出来るのです
その能力に驚くマスターと隊の姫たち
しかし当のセファーは…
【セファー】 マスターの思っている事… 考えている事だけは読みとれない… なぜ……?
初めて出会ったタイプの人間である マスターに、逆に驚いていた
【セファー】 その理由…ぜひ探らせて頂きます
興味を抱いた彼女は、 いつもマスターのそばで 観察することにするのだった
とある休日――
セファーはマスターの元を訪れた
【セファー】 なぜマスターの心は 読み取れないのか…?
【セファー】 これまで観察してきたけど、 その理由は分からなかった
【セファー】 こうなったら… 直接、本人に確かめるまでです
【セファー】 あの、マスター お聞きしたいことが あるのですが
【セファー】 前にも申しました通り、 わたくしにドミネイトされているのは 人の心を読める悪魔ダンタリオン
【セファー】 でも…あなたの心だけは、 なぜか読み解くことが出来ません
【セファー】 なぜですか? その理由をお教えください
と、頼んでみるも…
そんなの僕にも分からないよ あっけらかんと答えるマスター
【セファー】 そんな、なにか理由があるはずです
だがマスターは、 難しく考えても答えは 出なさそうだし、
せっかくの休日だから、 どこかに出掛けようよ …と彼女を誘うのだった
【セファー】 …わかりました
諦めたかのように見えた彼女 だが実際は…
【セファー】 あなたの心の秘密…
【セファー】 絶対に暴いてみせます!
と、息巻いているのだった
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