340031211 アポロン・聖鎖・ラドゥエリエル お悩み解決天使
【アポロン】
見て見て！マスター！
……♪……♪……♪
新たにマスターの隊に入った アポロン・聖鎖(ジェイル)・ ラドゥエリエル
そんな彼女が 歌を唄い始める
すると天使が産み出され マスターの前に現れた
【アポロン】
これがボクの力！
歌を唄って天使を
産み出す力だよ！
【アポロン】
なにか困ったことがあったら、
天使に言ってね
すぐにボクが駆けつけるから
しかしマスターは現状、 特に困っていることが無かった
【アポロン】
えぇー？悩み事ないの？
人間はいつも何かに困ってるって
お姉ちゃんが言っていたのに！？
そうせがまれても、 すぐには悩み事など思いつかない
マスターは思いついたら お願いする、とアポロンに 言って聞かせることにした
【アポロン】
うんっ！わかった！
約束だからね！マスター！
それから数時間後……
【アポロン】
ねえ！マスター！
どーして天使に何も
相談してくれないの？
【アポロン】
悩み事まだ出来ないの？
それともボクが嫌いに
なっちゃったの！？
どうやら時間が経っても 悩み事を語らないマスターに やきもきし始めたらしい
【アポロン】
とにかくなんでもいいから
困ってよ！マスター！
【アポロン】
そしたらボクがちゃんと
解決しちゃうから！ね？
そんな無茶苦茶な…… と困り果てるマスター
そこでふと思い立つ 強いて言うなら……
【アポロン】
えぇ！？ボクが今、
無茶なお願いをしてる
ことに困っちゃってる！？
【アポロン】
大変だよ！それは
早く解決してあげないと！
【アポロン】
って、えええぇっ！？
【アポロン】
ぼ、ボクに困ってる…
ってことだよね？
そ、そんなあ…
しゅん、となるアポロンに 対しとにかく落ち着いて 欲しいと語るマスター
【アポロン】
そう言われても…
まだ納得が いかない様子のアポロン
マスターは何故そこまで 悩み事を解決することに 拘るのかと尋ねてみる
【アポロン】
それは…みんなの
役に立ちたくって…
【アポロン】
本当はお姉ちゃんの
役に立ちたいけど
今はボクひとりだから…
【アポロン】
せめてキミに何かして
あげられないかなって
普段表には出さないものの 姉であるアルテミスの不在が アポロンを不安にさせているようだ
そんなアポロンを 安心させるために マスターが言えることは…
【アポロン】
…ボクは今のままでも、
十分みんなの役に立ててる？
【アポロン】
えへへぇ…
そ、そうなのかな？
マスターの言葉を聞いて 落ち着きを取り戻したらしい アポロンは笑顔を浮かべる
【アポロン】
…うん、ちょっとだけ
スッキリした気がする
【アポロン】
ありがとね、マスター！
【アポロン】
でも、悩み事が出来たら
一番最初はボクに相談してね？
【アポロン】
はいっ！約束
ぜったいだよ！
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