340041211 エロース 心を染める愛
マスターの隊に新しく入った姫、 エロース
【エロース】 ねぇ、マスター
【エロース】 エロース、 マスターといて 気づいちゃいましたぁ♪
上目遣いで、 マスターの目を覗き込む エロース
この雰囲気… 「気づいた」って、 もしかすると…
【エロース】 エロース… マスターのことが… 好きみたいです♪
…とでも言い出しそうな 雰囲気を醸し出している
…が、彼女が紡いだ言葉は、
【エロース】 この世界は… 『支配』で平和に導けないのですね
予想とはまるで違った言葉に、 一安心するマスター
【エロース】 あれ?どうしたんですか? エロースの話、聞いてますぅ?
「もちろん聞いてるよ」 少し慌てて、マスターが答える
【エロース】 前にいた場所では、 『支配』が平和をもたらすと 思っていたけど…
【エロース】 マスターの隊に入って、 マスターに出会って、
【エロース】 それは違うのだと 思うようになりました
【エロース】 マスターは支配ではなく… 『愛』で平和に導こうとしている
【エロース】 エロース、深く共感しました!
【エロース】 マスターと一緒に、 その願いを果たしたいと思います!
にっこりと笑う彼女
色っぽくて、たまにドキッと させられることもあるが、 熱い想いを持った斬ル姫のようだ
…と思っていたが、 少し熱すぎたようで……
【エロース】 …ということで、 この隊の姫、全員 マスターに惚れて頂きます!
「はぁ!?」 キツネにつままれた思いのマスター
【エロース】 だって、そうでしょ? この世を平和にできるのは『愛』!
【エロース】 マスターは愛で世界を平和にしたい! ならば、この隊が愛に満ちてなくて どうするのです?
【エロース】 このエロースが、 隊の姫たちに 愛の教導をしていきますよぉ♪
なにやらおかしなことになりそうだ… と心配になるマスター
その思いは的中し…
【エロース】 聞いてください、 マスターがあなたのこと、 素敵な女性だと言っていましたよ
【エロース】 マスターったら、 あなたのいないところでは、 あなたの話ばかりするんですよ
彼女はマスターのいないところで、 他の姫たちに色々と吹き込み
マスターのことを 意識させる作戦に出たのだ
そう、それは なかば洗脳に近い 愛の教導だった
作戦は功を奏し、マスターに対して、 そわそわし出す隊の姫たち
「困るよ!」 焦るマスターに…
【エロース】 なにを言ってるのです?
【エロース】 皆がマスターを愛し、 マスターのために戦うなんて、 最強の部隊じゃありませんか?
【エロース】 これで、真の平和に 一歩近づいたのですよぉ♪
その後も彼女の愛の教導は続き マスターを意識する姫が増えていく
だが、マスターは そんな姫たちのアプローチを 避けていく
【エロース】 マスターはどうして みんなの愛を 受け入れないのでしょうかぁ…?
【エロース】 もしかして、エロースの作戦が 間違っているから?
【エロース】 ううん、そんなことない…よね
【エロース】 それじゃあ、どうして… まさか、すでに意中の人が?
そんなことを考えている彼女に、 ある日マスターは…
「ちょっと… 話があるんだけどいいかな?」 と切り出す
【エロース】 !
ドキッとするエロース
【エロース】 ど、どういうこと…? 話があるって…
【エロース】 エロースが色んな姫を マスターに傾かせても、 なびかなかったのに…
【エロース】 それにこの真剣なお顔…
【エロース】 も、もしかして…意中の人って エロースのこと…? キャッ♪
なんだか妙に そわそわしてしまう エロースだった
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