340111213 鹿目 まどか 救済者の降臨
【まどか】 これだけ倒したら、あとは…
兵士達を引き付けつつ 一旦身を隠そう、とマスター
【まどか】 もう騒ぎは落ち着いたみたいだね …でも、長居したらまた 街の人に迷惑かけちゃうかも
用事もまだ残っているが仕方ない 退散しよう、とマスター
【まどか】 そうだね… みんなには謝らなくっちゃ
【まどか】 あれ? 裏に何か書いてある?
まどかの指摘でメモを見直す 折りたたんで見えなかった部分に 何か書いてあるようだ…
【まどか】 息抜き、楽しんできてね って書いてある… マスター、これって…
まどかと目を見合わせるマスター 斬ル姫達はどうやらこれが 最初から目的だったようだと気付く
【まどか】 通りで変な用事ばかりな訳だよー 急に肩の力が抜けちゃった…
いつも頑張っているまどかに たまには息抜きをして欲しい
そう思った斬ル姫達が 気を利かせて 頼み事という体にしたのだろう
【まどか】 みんながわたしを 気に掛けてくれてたのは わかってたけど…
【まどか】 だからこそ心配させたくないって 頑張ってたのになぁ…
【まどか】 それが逆にみんなをこうして 心配させちゃってたんだね…
そうやって また気負うのはいけないよ と、まどかを諭すマスター
【まどか】 でも、こういうことが続くと みんなに迷惑を掛けちゃうよ…
迷惑を掛けたっていい そのための仲間なんだから と、マスター
仲間の想いは背負うものじゃなく 胸で受け止めるものだよ と続ける
【まどか】 背負うものじゃなく 胸で受け止めるもの…
【まどか】 そっか、そうだったんだ わたし、いろんなことを ひとりで背負いすぎてたんだ…
【まどか】 この世界のこと マスター達のこと 斬ル姫のみんなのこと…
【まどか】 それは背負う重しなんかじゃない 胸に抱ける大切なものだったんだ
【まどか】 誰かのためにって思って 戦ってきたけど…
【まどか】 誰かを想うなら 自分のためを想ってくれる人を 大事にしなくちゃいけないよね…
【まどか】 こうしてそばにいてくれる マスターのことも…
大事なことに気付いたまどかに 『救済者の降臨』 が新たな力として宿る
【まどか】 わたしにはマスターや 斬ル姫のみんながいるって思ったら なんだか力が湧いてきちゃった!
【まどか】 わたしはひとりじゃない… ありがとう、マスター!
【まどか】 この世界に来て マスターやみんなと出会えたこと それはとっても素敵なことだと思う
【まどか】 ずっと一緒にいられるかは わからないけど…
【まどか】 だけど、もうしばらくは 仲間でいさせてね、マスター!
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