350333214 ラム ウェディングver 姉嫁『唯妹独尊』
【ラム】 おかしな顔ね、マスター様 可愛いラムが気になる気分は わかるけど、じろじろ見るのは失礼よ
着替えなくていいのか、とマスター
【ラム】 しばらくは からかっていてもいいかと思ったのよ
ラムの毒舌攻撃を受けるマスター 何も言い返せず困っているところに 突如ラムへ飛び掛かる影が!
【ラム】 あら、もう二度と会うことはないと 思っていたのに、何しに来たの?
ラムに飛び掛かったのは どうやら先日の祭事でラムの 相手役をしていた男のようだ
【男】 祭のあとすぐいなくなっちまうから 探すのに苦労したぜ まったく、手間かけさせやがって
【ラム】 探してくれと頼んだ覚えはないわ
【男】 そうじゃねぇ! お前が悪いんだ、お前はもう 俺のモノなのによぉ!
男の話では、祭事で夫婦役になった ふたりは実際に結ばれるという 迷信があるようだ
【ラム】 なるほど、やっぱりラムの前の 花嫁役は逃げ出したってことね
【男】 んなことどうでもいい お前だってその格好のままで 丁度いいってもんだ!
男は、邪魔者は消えろと叫ぶと とマスターに襲い掛かる
だが、あっさりとラムに 始末されてしまった…
【ラム】 花嫁というのは誰かのためなら いつも以上の力が出るものなのね
冗談のようだが、ラムの力は 普段なら想像もつかないほどだった
それは新スキル 姉嫁『唯妹独尊』 による能力の向上だった
【ラム】 これが花嫁の力、ね…
本当にそうだろうか と思わずツッコミを入れるマスター
【ラム】 なかなか楽しいわよ
ラムの反応にうなだれるマスター だが、そもそも自分がドレスを 着せたことで迷惑をかけたと気付く
【ラム】 そうね、猛省なさい その上で、悪い気分ではなかったわ
【ラム】 …そういえば 忘れていたことがあったわ
急に真面目な顔をするラムに マスターは少し緊張する
【ラム】 このドレス、手に入れるの 大変だったんじゃないかしら?
【ラム】 まったく、変なことばかり 精を出して頑張るんだから
【ラム】 物好きなことね
言いたいことは一通り言ったのか ラムはふふっと笑う
【ラム】 そんな物好きに もう少し世話になるとするわ
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