Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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360021202 ガンバンテイン・D. plug・サルガタナス まいばとらー

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ガンバンテインを 買い出しに連れ出すことには 成功した

しかし…

3600211.png 【ガンバンテイン】 それで? あたしを連れ出して、 一体なにを買うつもり~?

どこか楽しげな声 いろいろなものがバレてしまっている 気がする

もしかして、分かってる? そうマスターが聞いてみると

3600211.png 【ガンバンテイン】 あはは~… まあ、これでも部下は たくさんいるからね

なるほど あのときの気配は使い魔だったんだ、 とマスターは納得した

3600211.png 【ガンバンテイン】 でもさ~ どうして命令しないの~? その方が楽でしょ~?

3600211.png 【ガンバンテイン】 戦わない斬ル姫はいらない? 霊装支配から解放してくれたし、 あたし一人でも十分生きていけるよ?

そう言って使い魔を撫でる彼女の瞳は いつもと変わらずぼんやりと していた

別に全部の斬ル姫が戦う必要なんて ないと思う、 とマスターは答えた

3600211.png 【ガンバンテイン】 …え?

別に僕も戦闘で 役立ってるわけじゃないからさ

だから、こうして買い出しや キミ達と仲を深めたりしてるわけだし

だから別に戦闘をやりたくない子に やれって言うつもりはないよ

3600211.png 【ガンバンテイン】 ふ~ん マスターって変わってるね

そういう彼女の瞳は、 いつもと違って真っ直ぐマスターを 見つめていた

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数日後― マスターと隊のメンバーは 森の中を進んでいた

整備された道を進むのは、 敵に見つかる危険がある

このまま森を抜ければ 湖に出られる、 そこで一旦休もう

自分とメンバーの疲労を考えて そう告げたマスターだったが、

3600211.png 【ガンバンテイン】 ん~… それは止めたほうが良いかも いっつばっどちょいす

ガンバンテインに止められた

3103811.png 【アルマス】 え? なに言ってるの?

3600211.png 【ガンバンテイン】 森を抜ける前ぐらいのところ たくさんの兵に 待ち伏せされてるよ~?

3103811.png 【アルマス】 なんでアナタにそれが分かるの? 絶意味不明なんだけど

3600211.png 【ガンバンテイン】 信じるかどうかは マスター次第だね~

わかった 迂回しよう

3600211.png 【ガンバンテイン】 信じるんだ~?

その言葉にマスターは頷いた

自分の大切な仲間の言葉を 信じないで なにを信じるんだと笑う

3600211.png 【ガンバンテイン】 あはは、そっか~ あい、あんだーすたんど それなら、迂回しなくていいよ

3600211.png 【ガンバンテイン】 自分が敵を混乱させるから、 一気に殲滅すればいいよ

どうやって?

3600211.png 【ガンバンテイン】 簡単だよ~?

心底楽しそうに笑いながら、 戦車を進めるガンバンテイン

ガンバンテインの言葉を信じて マスターは森を直進する すると

【???】 ぎゃあぁぁっ

【???】 くそっ! 早くこいつらを振り払え!

そこには、羊に似た精霊に群がられ 慌てふためく ケイオスリオン兵の姿があった

ガンバンテインが言っていたのは これか…

そう思いつつ、 斬ル姫達が突撃するのを 見守るマスター

3600211.png 【ガンバンテイン】 がんばれー

その横には、 のんきに応援するガンバンテインの 姿があった

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その夜、ガンバンテインのもとを 訪れたマスター

3600211.png 【ガンバンテイン】 ん~? マスター、どうしたの? わっつはぷん

日が暮れたばかりだというのに 眠たげなガンバンテイン

そんな普段と変わらない姿に笑いつつ マスターはお礼を言った 今日は助かった、と

3600211.png 【ガンバンテイン】 ん~、マスターのやり方が あたしの気に入るやり方だった それだけだよ~

ベッドから体を起こしつつ、 彼女はニヤリと笑った

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