Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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360031212 テュルソス・D. plug・フォルネウス 無条件な信頼

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ある日、任務の休憩中に マスターはテュルソスに ちょっといいかな、と声をかけた

3600311.png 【テュルソス】 マスター、どうしたの? なにか欲しいものでも?

いや、そうじゃなくて… テュルソスが戦いに消極的な理由を 教えてもらえないかな、とマスター

敵が怖いってわけじゃなさそうだし、 理由がわかれば力になれるかと思って と、マスターは続ける

3600311.png 【テュルソス】 ふふっ…そうだね 戦うことに恐怖はないし、 それほど嫌いでもないよ

3600311.png 【テュルソス】 ただ…すべてが退屈なんだ 思い通りになっちゃうから

思い通りになるなんてすごいな と、マスターは感心するが、 テュルソスの表情は晴れない

3600311.png 【テュルソス】 君のように、素直に そう思えればいいんだけど…ね

だって、自分は困っている人を 助けたくて任務を受けているけど、 みんなに助けてもらわないとダメで…

マスターとしてもまだまだだし、 思い通りにいかないことばかりだよ と、マスターは苦笑する

3600311.png 【テュルソス】 それなのに、どうして続けるの? 辛いとは思わない?

辛くないといえば嘘になるけど、 ここでやめるわけにはいかない と、マスターはこたえる

たとえ困難な道のりだとしても それでも目指す場所があるから、 一歩ずつ前に進むしかないんだ

そういって、まっすぐな目で 遠くを見つめる

3600311.png 【テュルソス】 そっか、君らしいね…

遠い目標を見据えるマスターの 横顔が眩しくて、 テュルソスは目を細める

でも、もし自分がテュルソスみたいに できたら、隊のみんなに苦労を かけることもないんだろうし…

やっぱり、自分はテュルソスみたいに なれたらいいなって思うよ と、マスターは話す

3600311.png 【テュルソス】 ふふふっ… 君はやっぱり面白いな 自分のこと、なにも知らないんだね

その言葉の意味がわからず マスターがきょとんとしていると、 テュルソスは再び笑った

3600311.png 【テュルソス】 ふふっ…あの子たちは、 君のせいで苦労したなんて 少しも思っていないよ

3600311.png 【テュルソス】 君がマスターだから、 あの子たちは戦えるんだ 君でなくちゃ、この隊は成り立たない

3600311.png 【テュルソス】 誰にでも得手不得手はあるし、 君には君にしかできないことがある

3600311.png 【テュルソス】 だからこそ、お互いを思いあい、 一緒にいることが大切なんじゃない?

テュルソスはマスターに、 いつもの相談屋の要領で 優しくアドバイスをする

マスターは、 テュルソスの言葉を受けて…

選択肢:

マスターは、 テュルソスの言葉を受けて…

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3600311.png 【テュルソス】 ふふっ… どういたしまして 考えすぎはよくないよ?

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3600311.png 【テュルソス】 ふふっ… 喜んでもらえて私も嬉しいよ 君は素直でいいなぁ

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3600311.png 【テュルソス】 私がここにいる理由は、 君が面白いからだけど…ね

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3600311.png 【テュルソス】 とにかく、君が思うより、 みんなは君を頼りにしてるんだ もう少し自信を持っていいんだよ?

うん、なんか元気がでてきた 自分が相談に乗るつもりだったのに 逆になってるね、とマスターは笑う

3600311.png 【テュルソス】 ふふふっ 今日の相談料はおまけしてあげる

ふたりが顔を見合わせて笑った その時、魔獣の咆哮が響き渡る ふたりは一瞬で表情を引き締めた

【魔獣】 グオオオオ!

気がつけば、マスターの隊を 魔獣の群れが取り囲んでいた

マスターは慌てて指示を出し、 群れを突破するための陣形を整える

3600311.png 【テュルソス】 …………

【魔獣】 ガアアアアア!

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