360081214 悪魔グリダヴォル 魔眼『冥闇の野心』
あれから数日後―
【グリダヴォル】 どうか安らかに眠りたまえ
慰霊碑に花を供えているグリダヴォル
マスターも一緒だ
【グリダヴォル】 じゃ行こっか
帰りの道中、 彼女がマスターに 胸の内を語る
【グリダヴォル】 前に言ったこと…
【グリダヴォル】 生者に興味が無い… ウソじゃないけど、 最初からそうじゃなかったんだ
【グリダヴォル】 死者が見えるようになり、 話したりしているうちに、 周りに変人扱いされるようになって…
【グリダヴォル】 それでこっちも、 生者を遠ざけるようになったんだ
【グリダヴォル】 正直……
【グリダヴォル】 孤独だった…
【グリダヴォル】 誰にも理解されないって… 孤独で苦しいもんだよ
【グリダヴォル】 でも……
マスターの目を見つめる彼女
【グリダヴォル】 君は違った
【グリダヴォル】 ちゃんと話を聞いてくれた、 信じてくれた
【グリダヴォル】 だったら… 私も君を信じようと思う
【グリダヴォル】 だって、その方が… 楽しいもんね!
マスターの寛大さ、優しさに触れ、 彼女はまた新たな力 魔眼『冥闇の野心』に目覚めていた
【グリダヴォル】 君からもらったこの力で… これからも君を守っていく
【グリダヴォル】 言っとくけど、 嫌がってもダメだよ?
【グリダヴォル】 知ってるでしょ? 私が相当のお節介者だって
【グリダヴォル】 ふふふ
【グリダヴォル】 君となら… うまくやれそうな気がする
【グリダヴォル】 ロズもそう言ってるよ
そう言って笑った彼女の笑顔は、 とてもキラキラと輝いていた
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