360112212 ヴァナルガンド イースター 甘さはべつばらで
【ヴァナルガンド】 ふぅ…
イースターパーティーの当日、 会場にいるヴァナルガンドは、 なんだか元気がなさそうに見えた
疲れているんじゃない? と、マスターが声をかけると ヴァナルガンドは明るく応えた
【ヴァナルガンド】 あ、マスターさん… そんなことないですよ~ マスターさんはどうですか?
疲れてはいないけど、 少しお腹がすいてきたかな と、答えるマスター
【ヴァナルガンド】 それは一大事です~! もうすぐ始まりますから、 あと少し待っていてくださいね
【ヴァナルガンド】 私は、あっちで料理の様子を 見てきますね~
【ヴァナルガンド】 うう… マスターの近くにいると どうしても気持ちが抑えられません
【ヴァナルガンド】 もうすぐパーティーが始まるのに こんな気持ちでは…
ひとり思い悩むヴァナルガンドに ここにいたんだね と、マスターが声をかける
【ヴァナルガンド】 マスターさん! どうして…ここに?
ヴァナルガンドの様子が気になって 追いかけてきた、とマスター
【ヴァナルガンド】 ………
なにか悩んでいるんじゃない? と、マスターがいうと、 ヴァナルガンドは静かに話し始めた
【ヴァナルガンド】 私…たちは、お世話になっている マスターさんを喜ばせたくて、 それでパーティーをしようって…
【ヴァナルガンド】 みんなで力を合わせて、 パーティーの準備をしました、 だけど…
【ヴァナルガンド】 …………
そこまでいうと、 ヴァナルガンドは黙ってしまう
マスターは、話の続きを待つが、 ハルモニア兵士がその静寂を破る
【ハルモニア兵士】 ここにいましたか! さっきは不覚を取りましたが、 今度は捕縛させてもらいます!
【ヴァナルガンド】 さっきの巡回兵ですか… 再び私の前に立つとは、 愚かですね…
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