360272211 エミリア ウェディング 変じゃないかな？
【エミリア】
どう？ 変じゃない？
恐る恐る、というように 外に出て来たエミリアは 白いドレスを身にまとっていた
選択肢:
- 素敵だよ → select_label_01へ
- 変じゃない → select_label_02へ
- 結婚したいくらい → select_label_03へ
【エミリア】
どう？ 変じゃない？
select_label_01:
【エミリア】
もうっ、からかわないの！
select_label_02:
【エミリア】
ふふっ、それならよかった
select_label_03:
【エミリア】
あ、バカなこと言うんだから
select_label_end:
【エミリア】
でも、急にこんな格好、
さすがにちょっと恥ずかしいわね
どうしてエミリアが こんな格好をしているかというと 時は一日前にさかのぼる…
【エミリア】
ねえ、あの人、何食べてるのかしら？
あ、あっちのお店はなあに？
マスター達は違う世界から やってきたというエミリアに この世界の村を案内していた
【エミリア】
あっ…
私ばっかりはしゃいじゃって
ごめんなさい
【エミリア】
こんな風に人目を気にしなくていいの
あんまり経験がなかったから…
【エミリア】
それに、ここって
知らないものがいっぱいだから、
つい興奮しちゃって…
いろんなことに好奇心旺盛な エミリアなのだが どうやら普段はそうでもないらしい
【エミリア】
迷惑だったりしたら
ちゃんと言ってね？
もちろん、私も気を付けるけど…
気にしないでいい、とマスター
【エミリア】
マスターさんっていつもそう
あんまり甘やかさないでね
って、あれは何！？
しゅんとしたかと思えば すぐ次に興味が移る まるで子供のようなエミリア
【エミリア】
ほかの建物とはちょっと
雰囲気が違うみたいだけど…
マスターはエミリアが指さした その建物について説明する
【エミリア】
へえ、教会なんだ！
たくさん人が出てくるみたい
何かあったのかしら？
教会から大勢の人が列をなして ぞろぞろと出てくる その中に一際目を引くふたりがいた
【エミリア】
あれ、もしかして結婚式？
エミリアは花嫁のドレスに 目が行っているようだ 近くに行ってみよう、とマスター
【エミリア】
わ、すごーく素敵なドレスね！
それに、あのふたり…
とっても幸せそう！
近くに来たというのにエミリアは なんだか遠くを見ているような 少しさみしそうな顔をする
【エミリア】
――？
私の顔、何かついてる？
どうしたのだろうかと マスターが訪ねようとした瞬間…
【兵士】 貴様ら、何をしている！
【エミリア】
えっ、あ、私達はたまたま
ここを通りがかっただけで…
【兵士】 黙れ、イミテーションが！ あの方たちに近づこうとは 何か企んでるんじゃないだろうな？
どうやら式を挙げているふたりは それなりの地位にあるようで 兵士達はその警護をしていたようだ
【兵士】 いや、考えるまでもない 疑わしきはすべて悪だ！ 貴様らを捕える！
【エミリア】
そ、そんな…っ！
誤解を受けてしまったようだ 兵士達がどんどん集まってくる
【エミリア】
話し合えばわかってくれたり…
しない？ しないかな？
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