Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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360311211 ヘスティア 引っ掛かること

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異なる世界から来たヘスティア 彼女がマスターの隊に加わって しばらく経ったある日のこと…

3603111.png 【ヘスティア】 じーーー…

マスターはヘスティアに 見つめられていた

3603111.png 【ヘスティア】 うーん? うーん…

顔に何かついてる? マスターがそう問うも ヘスティアは何も答えない

3603111.png 【ヘスティア】 なーんだかなぁ…

ヘスティアは隊にも馴染み 欠かせない存在となってきていた

だが、数日前から ずっとこんな調子なのだ

3603111.png 【ヘスティア】 なんでもないって言えば なんでもないんだけどさ

3603111.png 【ヘスティア】 なんか引っ掛かるというか どういうことなのかなぁ…って

どういうこと? とマスターが聞くもヘスティア自身 何が引っ掛かるのかわからないようだ

3603111.png 【ヘスティア】 うーん、思い過ごしなら… ボクの勘違いなら 気にすることはないんだけどね

3603111.png 【ヘスティア】 でも、だ 戦えないボクは今、一番近くで キミのことを見ていると思う

3603111.png 【ヘスティア】 そんなボクが感じた 違和感っていうか馴染みある感じは たぶん合ってるんだよなぁ…

でも、そうやってヘスティアが 見ていてくれるなら大丈夫だね とマスターは屈託なく話す

3603111.png 【ヘスティア】 そ、そうだけど! っていうかキミはそういう 恥ずかしいことをサラッと言うから…

おかしいことを言ったかな… と落ち込むマスター

3603111.png 【ヘスティア】 もう! こんな時ばかり 落ち込んだりするんだから…

3603111.png 【ヘスティア】 よーしわかった 何か気付いたら今後は 遠慮なく言わせてもらうよ!

もうすでに遠慮してないような… とヘスティアに返すマスター

3603111.png 【ヘスティア】 言ったなー! もう心配してあげないぞ!

そんな~! とまた悲しそうな表情を 作るマスター

3603111.png 【ヘスティア】 ふーんだ! …なんてね、あははっ

3603111.png 【ヘスティア】 大丈夫、ボクはキミを 信じると決めたんだ そう簡単に離れたりしないさ

ありがとう と微笑むマスター

こんな冗談が言えるくらい ヘスティアは打ち解けてくれたのだ

そのことが嬉しいマスターだった

3603111.png 【ヘスティア】 …………

3603111.png 【ヘスティア】 …無茶はしないでくれよ

気を付けるよ マスターはそう答え 次の戦いへと向かうのだった

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