360311212 ヘスティア ヘスティアの指摘
【ヘスティア】
やっぱり！
やっぱりだよ！！！
戦いを終えた直後のこと マスターはヘスティアに 詰め寄られていた
【ヘスティア】
先に宣言したからね
遠慮なく言わせてもらうよ
ヘスティアの気迫に圧され ただうなずくことしか できないマスター
【ヘスティア】
実際には戦えずとも
戦いの場で一緒にいてくれる
キミの頼もしさは理解している
【ヘスティア】
だけど！
そんなキミにはとーっても
危ういところがあるんだよ！
【ヘスティア】
どうせキミは
自分じゃそのことを
わかってないんだろう
わかるようなわからないような… という表情でマスターは ヘスティアの顔を見る
【ヘスティア】
はぁ…その顔は絶対わかってない
だから、戦えない仲間として
隣にいたボクからの忠告だ
【ヘスティア】
キミは戦えないのに
斬ル姫のみんながピンチになったら
身を挺してかばおうとするじゃないか
それは…そうするしかないと 思ったから、と答えるマスター
【ヘスティア】
キミはそう言うだろうね
…はぁ、そういうところが
ベル君と似てるんだよなぁ
【ヘスティア】
とにかく、だ
それは勇気だとしても
蛮勇と呼ばれるものだ
【ヘスティア】
責められこそすれ
褒められた行為じゃないんだよ？
【ヘスティア】
…違う世界に来て不安だったボクが
出会えた、信頼できる人なんだ
【ヘスティア】
ボクは、そんなキミを失いたくない
ただそれだけなんだよ…
マスターとしては無茶を しているつもりはないのだが…
ヘスティアの悲痛とも言える 懇願を前に、ごめんと 謝ることしかできないマスター
【ヘスティア】
だから…そばにいるボクを
もっと頼ってくれていいんだよ？
頼っているよ とマスターは返す
【ヘスティア】
本当かなぁ～？
あ、またピンときてない顔してる
【ヘスティア】
心労が溜まる一方だよまったく…
ごめん と思わず謝ってしまうマスター
【ヘスティア】
謝らなくていいよ！
その分、気を付けてくれよ？
わかった、と告げ マスター達は予定通り先へと進む マスターにはヘスティアの監視付きで
【ヘスティア】
…無茶だけはしないでくれよ、本当に
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