360312211 ヘスティア バイト ヘスティアの憂鬱
マスターの隊へ 新たに加わったヘスティア 彼女は元の世界では女神だという
そんな珍しさもあり 直接戦う訳ではないのだが ヘスティアは隊の姫達に人気である
【ヘスティア】 ふぅ、キミの隊の仲間達は ずいぶんとにぎやかだね
今日もまたヘスティアは 姫達にもみくちゃにされていたようだ
それは彼女自身の 魅力もあってのことだろう
【ヘスティア】 おーい、話聞いてるのかい?
ヘスティアについての考えごとを していたため返答が遅れたマスター そんなマスターを心配するヘスティア
【ヘスティア】 しっかりしてくれよ? キミはリーダーなんだろ?
そうだね、ごめんと返すマスター
【ヘスティア】 ファミリアを運営するのも大変だ
【ヘスティア】 隊を持つというのも きっと大変なことなんだろうとは 思うけどさ
こういう気遣いがヘスティアの 魅力のひとつなのだろうと 感じるマスターだった
【ヘスティア】 …………
ヘスティアが隊に加わってから しばらく経ったある日のこと…
【ヘスティア】 …はぁ、どうしたらいいんだろう
隊の輪から離れ ひとり不安げな表情の ヘスティアを見かけるマスター
どうしたのだろうか 声を掛けようとすると…
【ヘスティア】 おわぁ! びっくりしたぁ…いるなら声を かけてくれよ
マスターを見つけたヘスティアは いつもの表情に戻りマスターに 話しかける
【ヘスティア】 ほらほら、みんな心配するよ 早く戻ってあげなよ ボクももう戻るからさ
ヘスティアに背中を押され マスターは姫達の輪に向かう
いつもと違うように見えたのは マスターの見間違いだろうか
翌日、マスター達は 資材調達も兼ねて 街へ向かうこととなった
【ヘスティア】 よーし、張り切って ちゃちゃっと終わらせよう!
ヘスティアは何事もなさそうだ 昨日のことは見間違いなのだろう と自分を納得させるマスター
【ヘスティア】 …ボクの顔に何かついてるかい? あ、見惚れるのは構わないけど 下手に手を出したら火傷するかもよ~
【ヘスティア】 も、もちろん 神と人の恋は否定しないけど それはそれ、だからねぇ
やはりヘスティアは いつも通りのようだ と認識するマスター
マスター達は 元気なヘスティアを先頭に 出立するのだった
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