360312213 ヘスティア バイト 神様の気まぐれ
戦いが終わり絶体絶命のピンチから 生還出来たマスターは思わず ホッと息を吐いた
【ヘスティア】 うぅ…
だが、ヘスティアは マスターと違って 落ち込んでいるようだった
【ヘスティア】 結局、ボクはマスターの 役に立てなかったね…
俯いてそうつぶやくヘスティアに マスターはそんなことないよ とまた繰り返す
【ヘスティア】 でも、助けてくれたのは みんなだし、ボクは転んだし…
でも、ヘスティアがいたから 恐怖に打ち勝つことができたんだ と話すマスター
【ヘスティア】 …ボクがいたから?
情けない話だけど… とマスターは自身も戦いの 役には立ってないから、と話す
【ヘスティア】 キミがそんな風に 考えていたなんて…
自分も戦いの中では 不安なことでいっぱいだよ と続けるマスター
【ヘスティア】 …そうか、マスターも一緒なんだ
ヘスティアと自分は 似た者同士…仲間だね、とマスター
そして、仲間を信じようと そう言ってくれたのはヘスティアだ とマスターは話す
【ヘスティア】 ふふ、そうだったね… それをボクが忘れてちゃだめだね
【ヘスティア】 けど、キミは役に立ってるじゃないか
ヘスティアの言葉に 首をかしげるマスター
【ヘスティア】 キミはボクの言葉を信じてくれた そしてみんなとの信頼があったから 助けてくれる仲間がいた…
【ヘスティア】 それはなかなかできることじゃないよ
ヘスティアの言葉に 救われた気持ちになるマスター
【ヘスティア】 あはは、そしてこんな風に キミを励ましてあげられるのは ボクも戦えないからだ
【ヘスティア】 …それが、ボクにできること みんなにできなくて ボクにしかできないこと
マスターとの信頼がヘスティアに 『神様の気まぐれ』 という新たな力として宿る
【ヘスティア】 キミと一緒ならきっと大丈夫 ボクはキミを信じるし キミもボクを信じてほしいな!
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