40012203 アルテミスストーリー 『テディブレイズ』
【アルテミス】 …はぁ…はぁ…はぁ…
【アルテミス】 驚きました… きゅ、急に私の手を引いて、 走り出すから…
2人は、森の中で見つけた 小さな小屋で雨をしのいでいた
【アルテミス】 …あッ!!
【アルテミス】 み…見ないで! 下さい…!! は…恥ずかしい…
雨に打たれ、 服がびしょ濡れに なってしまった彼女
布がぴったりと肌に纏わりつき、 艶かしい感じになってしまっている
【アルテミス】 あ…ちょっとマスター!! そんな…近付かないで!! い…いやっ…!!
【アルテミス】 …!!
選択肢:
- この上着、良かったら羽織って → select_label_01へ
- 濡れてるけど、隠す事はできるから → select_label_02へ
- ほら、目つぶってるから取って → select_label_03へ
…!!
select_label_01:
【アルテミス】 い、いいんですか…? マスターの上着が… 濡れちゃいますよ…?
select_label_02:
【アルテミス】 すみません…あの… あまり、こっち…見ないで下さい
select_label_03:
【アルテミス】 ほ、本当に…目、つぶってて くださいよ…? → select_label_endへ
select_label_end:
【アルテミス】 いえ、あ…あの… ありがとう… ございます…
【アルテミス】 うぅん…今だけじゃありません… いつも…
【アルテミス】 クマのオリオーンに代わって、 励まして下さって…
【アルテミス】 マスターは…オリオーン以外で 私にできた…初めて心許せる存在… いつも感謝しているのですよ…
【アルテミス】 か…感謝だけじゃなく…その…
【アルテミス】 …言おう… 自分の気持ちを… すべて伝えよう…!
【アルテミス】 あの…ッ!! マスターッッ!! 私…マスターのこと…!!
【アルテミス】 う…うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
なにかを言いかけたと思ったら、 突如大声を上げ、 小屋の外に飛び出すアルテミス
【アルテミス】 わ…私…… 無理だぁぁぁぁーーーっ!
そして、空から降り注ぐ スコールの雨を目にも止まらぬ 速さで射抜き出す
【アルテミス】 無理だよぉぉぉぉーーーっ!!
その連射のおかげで、 雨は小屋に掛からなくなってしまった
【アルテミス】 はぁ…はぁ…はぁ… 降ってくる雨が…すべて見えた… すべて…射る事ができた…
【アルテミス】 これは… 奥義に通ずるものがある…
【アルテミス】 新奥義『テディブレイズ』 誕生です!!
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【アルテミス】 …と、いうことです、マスター
【アルテミス】 …え?意味分からない…? で、ですから…!
【アルテミス】 その…私がプレゼントした クマのぬいぐみを濡らさないように 気遣って下さったり…
【アルテミス】 恥ずかしがる私に… そっと上着を貸して下さったり…
【アルテミス】 私は…マスターのそういう… さり気ない優しさに… いつも心救われているのです…
【アルテミス】 ですから… 私は… マスターの事が…っ!
【アルテミス】 …!!
【アルテミス】 太陽が… きれい…
【アルテミス】 …う…うぉっほん! さっ!晴れてきたことだし、 帰りますよ、マスター!
【アルテミス】 …は!? べ、別になにも言いかけてません!
【アルテミス】 マスターに…感謝の気持ちは 伝えましたから!! 今日は、これで良しとしますッ!
【アルテミス】 …いえ! こちらの話です!!
顔を赤くし、どんどんと 先に帰ってしまうアルテミス
彼女が一瞬見せた笑顔は、 今出ている太陽より 明るく輝いていた
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