40046201 5月学園タスラム 夢のウェディングドレス
【エロース】
ずっと…
思っていました…
【エロース】
結婚式が行われている
華やかな教会の前を通る度…
【エロース】
わたしたちキル姫が…
あんな美しいドレスを
着られる日は来るのかと…
【エロース】
オンナの幸せを掴める日は来るのかと…
【エロース】
キターーーー！！
【エロース】
どうですかぁ、マスター？
エロースちゃんの花嫁姿？
【エロース】
あぁ…
こんな素敵な衣装を着られて…
幸せ
うっとりとしているエロース
【エロース】
それにしても、まさか街中で
モデルにスカウトされるなんて
【エロース】
まさかそれが
ウェディングのモデルだなんて
そうなったのは、もちろん彼女が キル姫だとバレていないからだが…
【エロース】
戦いばかりの人生…
こんな日は来ないと
思っていたのに…
【エロース】
あぁ…夢が叶った気持ちです
模擬挙式は今日と明日をふくめ二日間 短い期間だが、エロースは嬉しそうだ
ウェディングドレスを着るのが 夢だったの？ …と、マスターが尋ねる
【エロース】
ま、それだけじゃありませんけどね♪
キャッ
なんだか浮かれモードで楽しそうだ
【エロース】
さ、行きましょ、マスター
その後、模擬挙式の行われる 教会にやってきた２人
そこには、彼女を待つ 男性モデルが立っていた
【エロース】
しかも、お相手はイケメ～ン
【エロース】
これは…なんという僥倖…！
憎いね、この！ と、エロースをからかうマスター
【エロース】
うふふ、マスターにもう少し
身長があればモデルできたのに
残念でしたわね♪
…と、皮肉交じりに 言い返してくる
しかし…
【エロース】
もう…
【エロース】
例え模擬でも…
本当は…
【エロース】
マスターと挙げたかったんですよ、
結婚式
華やかな衣装とは対照的に、 物憂げな目でマスターを見つめる エロースだった
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