Phantom of the Kill

Story scripts of Phantom of the Kill (ファントム オブ キル)

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40056203 与一_制服ストーリー 『紅染独歩の一矢』

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400561.png 【与一】 そんなわけで… 私、元気がないんです!

400561.png 【与一】 マスター… アドバイスして下さい!

与一は、再び明るい調子で マスターに微笑みながら 問いかけた

本当は泣きそうな与一 健気で頑張り屋な彼女のあり方が 痛いほど伝わってくる

選択肢:

本当は泣きそうな与一 健気で頑張り屋な彼女のあり方が 痛いほど伝わってくる

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400561.png 【与一】 梓弓先輩だったら…ですか?

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400561.png 【与一】 ……そうなのかも、しれません

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400561.png 【与一】 ……すごく落ち着きました

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与一の表情がみるみる変わっていく 凪いだ湖面のように 射のまえのように

400561.png 【与一】 放った矢が止まらないように 時は、止められないんですよね…

400561.png 【与一】 梓弓先輩の卒業は 必ずやってくることなんです

与一は、本を胸に抱き 静かに目をつむった

400561.png 【与一】 でもこうして目を閉じると… 梓弓先輩の教えが ありありと蘇るんです

400561.png 【与一】 たくさんのことを 梓弓先輩から学びました…

400561.png 【与一】 今これから私がするべきことは 梓弓先輩のように、部をまとめ 育てていくことなのかもしれません

400561.png 【与一】 『紅染独歩の一矢』 私が梓弓先輩から自立しないと… 肩を並べることはできませんよね!

それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった

400561.png 【与一】 まだ一緒にいられる 時間はありますが… 少しずつ、頑張ってみます!

与一の表情にもう迷いはない 晴れがましい笑顔だった

…そこでやっとマスターは デュリンからの用事を思い出し 挨拶もそこそこに先を急ごうとする

400561.png 【与一】 あ、そうでした! すみません呼び止めてしまって…

400561.png 【与一】 えと… あ、あの、マスター!

振り返るマスターに 与一は先程の本を 両手で差し出していた

400561.png 【与一】 あの…私が読めなかった結末… 読んで教えてください!

そそくさと部活へ向かう与一を見送り マスターは本に視線を移す

それは一度 読んだことのある本だった マスターは結末を思い出す

まさしく今の与一のような 主人公の強く立派な覚悟を

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