40057202 与一 『明鏡止水の澄射』
【与一】
うぅ…申し訳ありません…
学園の中庭のベンチで、 マスターに介抱してもらう与一
【与一】
あれくらいのことで
疲れちゃうなんて…
【与一】
せっかく今までなかった力に
恵まれたのに…
まだまだ未熟です……
【与一】
もっと、もっと…
使いこなせるようにならないと…
そう落ち込む彼女に、 マスターが尋ねる
選択肢:
- どうして、そんなにがんばるの？ → select_label_01へ
- どうして、そんなに一生懸命なの？ → select_label_02へ
- 少し、がんばり過ぎじゃない？ → select_label_03へ
そう落ち込む彼女に、 マスターが尋ねる
select_label_01:
【与一】
そ、それは…
select_label_02:
【与一】
か、彼女のように…
select_label_03:
【与一】
いえ…もっと、がんばらないと…
select_label_end:
【与一】
さくらちゃんのように…
なりたいから…
与一がさくらへの想いを話し始めた
【与一】
さくらちゃん…
【与一】
慣れない場所に来たのに…
すごくがんばっていて…
それなのに…
【与一】
いつも元気で明るくて…
【与一】
本当は不安もあるだろうけど…
そんなの見せないで、
与一たちにまで元気をくれて…
【与一】
私、思ったんです…
【与一】
さくらちゃんみたいになりたいって…
【与一】
さくらちゃんみたいに…
心の強い子になりたいって
【与一】
だから嬉しかったんです
力に目覚めた時は…
【与一】
これで少しは…
さくらちゃんみたいに
強い子になれるんじゃないかって
【与一】
でも…
【与一】
無理してるんじゃないかと、
マスターに心配されて…
【与一】
実際、迷惑まで掛けちゃって…
【与一】
さくらちゃんと違って…
与一はダメダメです………
涙ぐむ彼女に、マスターが告げる
そんなことないよ、 がんばり過ぎるのも君の個性… 君のいいところだから
【与一】
…え？
【与一】
ほ、本当ですか…？
もちろん！ そりゃ心配はするけど、 迷惑だなんて思ってないよ
むしろ、 超頑張り屋さんの与一を 尊敬してるから
【与一】
！！
【与一】
じゃあ与一…
このままでいいんですか？
うん！ でも、ちゃんと休息も忘れずに
【与一】
はい……
ありがとうございます！
【与一】
マスターのおかげで
なんだか…
少し心が楽になりました
【与一】
与一は…
与一のままでいいんですね
【与一】
そりゃ、もちろん
努力は惜しみません！
でも、これからは…
【与一】
少し疲れた時は、疲れたって…
マスターには正直に言います
その言葉にマスターが微笑む
【与一】
心配させないように
焦らずゆっくり取り組んでいきます
【与一】
そうすれば
きっと今よりもずっとうまく
力を使いこなせると思うんです
マスターの笑顔に、 彼女の心が共鳴する
それは彼女が新たなるスキル 『明鏡止水の澄射』に 目覚めた瞬間だった
【与一】
こんな与一ですが、
これからもよろしくお願いしますね、
マスター
安堵したその笑顔は、 守ってあげたくなるほど 愛おしかった
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