40063203 正月_アロンダイト 『清廉なる頌春の弓』
【梓弓】
な…なんと言う罰当たりなことを…！
マスターが破ってしまった 「凶」のおみくじを見つめ、 呟く梓弓
おみくじなんて…引いてたっけ？
【梓弓】
…え？
な、なにを…？
君が引いたのは… これでしょ？
【梓弓】
…！
もう一枚のおみくじを 彼女に見せるマスター
【梓弓】
それは…
マスターが引いたものでしょ…？
しかも『大吉』…
選択肢:
- これは君のだよ → select_label_01へ
- これ、君にあげるよ → select_label_02へ
- 最初から君の元に行く運命だったんだ → select_label_03へ
それは… マスターが引いたものでしょ…？ しかも『大吉』…
select_label_01:
【梓弓】
…え？い…いけません
select_label_02:
【梓弓】
う、嬉しいですが…ダメです
select_label_03:
【梓弓】
お気持ちは感謝しますが…でも…
select_label_end:
【梓弓】
そ、そんな縁起の良いものを
手放すなんて…
【梓弓】
それは引いたマスターが
持っておくべきものです…
僕にとっては… 君が落ち込んでいる時点で 大凶だから
【梓弓】
！！
梓弓が笑ってないなんて、 大凶以外のなにものでもない だから、君にあげたいんだ
【梓弓】
……そ
【梓弓】
そ、そこまで…
わたくしのことを…
【梓弓】
申し訳ありませんでした…
一番、肝要なことを
忘れていたみたいです
【梓弓】
あなたと共に戦い、
過ごして、教わったこと…
【梓弓】
はっ！！
マスターの手から 「凶」の おみくじを奪う彼女
【梓弓】
こんなもの…
最初からこうすれば
良かったのです！！
…！ まさか信心深い彼女が、 おみくじを破り…
…え？
【梓弓】
ね？こうすれば
いいんですよね？
「凶」のおみくじを、 木の枝にくくりつけた彼女
【梓弓】
大事なことを忘れていました
運命は…
【梓弓】
自分の手で変えられる
【梓弓】
それは…
あなたから学んだ事だったのに
その気持ちの変化が、 彼女に新たなるスキル 『清廉なる頌春の弓』を与えていた
【梓弓】
申し訳ありませんでした
せっかくの初詣を
台無しにしてしまって
【梓弓】
でも、また…
あなたに教えて頂きました
【梓弓】
心の持ちようで、
人は幸にも不幸にもなれると
【梓弓】
あなたといると…
毎日、心が清らかに洗われ…
強くなれる気がします
【梓弓】
マスター…改めまして、
今年もよろしくお願い致します
そう言って、マスターからもらった 「大吉」のおみくじを見つめる彼女
その瞳はとても輝い…
【梓弓】
はうあっ！！
ど、どうしたの？
【梓弓】
いや、あの…ここに…
「初夢の内容を疑うことなかれ」
って書かれてあったので…
あ、そう言えば、 素敵な初夢だって言ってたね？？ どんなだったの？
【梓弓】
…え？
赤くなる彼女
【梓弓】
それは…秘密です
マスターから目をそらし、 恥ずかしそうに俯く彼女
その様子を 不思議に見つめるマスターだった
【梓弓】
わ、わたくしにとっては…
信じたくなるような
素敵な夢だったんです！
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