40111301 鹿目まどかストーリー 失われた記憶
【鹿目まどか】 はぁ…はぁ…
【鹿目まどか】 ごめんなさい… また、私のせいで…
戦闘中、異族に追われ マスターとともに森の中へと 逃げこんだまどか
【鹿目まどか】 隊のみんなと はぐれちゃった…
【鹿目まどか】 うぅ…ほんと、ごめんなさい… いつも…助けてもらってばっかりで…
【鹿目まどか】 いつも…守ってもらってばっかりで…
彼女は最近、隊に入った少女 鹿目まどか
【鹿目まどか】 あ〜ぁ… 私ってほんとダメな子だ…
この世界とは違う“別の世界”から やってきたと言うが、その記憶は 断片的でそれが彼女を苦しめている
【鹿目まどか】 しかも、これ… 完全に迷子だよね…?あぁぁ… 早くみんなのところへ戻りたいのに…
【鹿目まどか】 …あ! さっき走ったから おなか空いたよね?
【鹿目まどか】 あの木になってる 果物を取ってみようか!
【鹿目まどか】 大丈夫、任せて! これぐらいは…!!
矢を取り出し、弓を射る彼女 果実の枝を狙い放たれたその矢は 見事に外れ、宙を飛んでいった
【鹿目まどか】 ああぁあぁぁ… また失敗だぁ…
軽快に木に登り、 ふたり分の果実を 取ってくるマスター
【鹿目まどか】 あ、ありがとう… ごめんね…さっきから 全然力になれなくて…
【鹿目まどか】 …そういえば
なにかを思い出した表情のまどか
【鹿目まどか】 いつも… 私の力になってくれた… “友達”がいたような…
そう言って、 じっと空を見つめるのだった
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