413011033 ロストラグナロク編サイド 未分類 ロストラグナロク サイドストーリー 凶器の舞台 2 - 母の手 3月月初討伐戦4 母の手 第2話 戦闘後
【悪魔】 グウウウウウウ…
【幻獣】 ギャオオオオオオ…
【天使】 キイイイイイイイイ…
【モラ】 らんらる~ん♪ どんなものが来てもあたちが 飲み込んじゃうよ~っ
【所長】 素晴らしい! 私達はついに究極の生命体を 作り出すことに成功したのだ!
【研究員】 すごいっ…魔獣だろうが幻獣だろうが 天使だろうがお構いなしに飲み込んで 力を吸収してしまう…
【所長】 諸君!
【所長】 地上の連中が諦め、 不完全な力にすがったことは 間違いだったと
【所長】 私達が証明してみせたのだ!
【所長】 この誇らしい実験成果を応用すれば 人類は新たな段階へと進化を遂げる
【所長】 事故が起きたときは肝を冷やしたが あの双子は思わぬ掘り出し物だったの かもしれないな
【モラ】 ほっほぉ~! 愉快愉快、もっともっと 取り込んでみたいのぅ
【モラ】 ただいま、みんな! 今日も楽しい実験だったよ♪
【ベガ】 ただいま、みんな… 今日も酷い実験だったよ
【モラ】 ベガは相変わらずネガティブだなあ もっとこの力を楽しみなよっ
【ベガ】 でも…ボクは怖いよ… モラはどうして平気なの…?
【モラ】 なにが怖いんだよ、ベガっ? 私達は誰にも 負けない力を手に入れたんだ!
【モラ】 それに、みんな戻ってきただろ
【モラ】 私達の実験が成功したお陰で、 みんな助かったんだ! 誰も犠牲になってないんだよ!
【モラ】 まったくだぜ! こんなに最高な気分はねえな!
【モラ】 マジ、チョーウケるよねー 白衣のオッサン達ソッコー手の平 返してくるしー
【モラ】 やっと~、ウチらの魅力に気づいた ってことだよね~ 正直、遅すぎるくらい~
【モラ】 アハハハハ! 楽しいね!楽しいね、みんな! あたし…あれ?私…?俺…?
【モラ】 我…?あたち…?おいら…? 儂…?ボク…?わたし…?余…? 吾輩…?私…私…わたしワタシワタシ
【モラ】 アレアレアレアレアレェ? どれだっけ?私、どれだっけ? どれだれどれだれドレダレドレェ!?
【ベガ】 モラ! …お姉ちゃん…お姉ちゃん
【モラ】 ああ、ベガ… そっか、そうだそうだ 私はお姉ちゃんなんだから…
【モラ】 大丈夫だよ、ベガ きっと全て上手くいくからね
【研究員】 所長、やはりあの双子は… 処分すべきです!
【研究員】 今なら間に合います! 手遅れになる前に!
【所長】 …折角の成功例なんだぞ そう簡単に廃棄できるものかっ
【研究員】 ですが!あの双子は日に日に精神を 崩壊させていっています! 所長もご覧になったでしょう?
【研究員】 他の実験体の死体からまで力を吸い 取って…その知識だけでなく人格まで 有してしまっています!
【研究員】 あんなものが究極の生命体であるはず がありません!あれはもはや… 得体の知れない怪物ですっ…
【所長】 …くそぉっ! 上手くいったと思っていたのに 廃棄はやむなしかっ
【研究員】 しかし…どうやって処分します? あの双子にはどんな攻撃も無意味だ 殺そうにも手段がない
【所長】 安心しろ 廃棄の手段はある …これが最後の実験になるだろうな
【モラ】 アハハハ…ふふふ…くくくくっ… 楽しいなあ…みんな一緒で…俺は僕は ダレだっけ…?ワタシハ…
【ベガ】 モラ!モラ!しっかりして! モラは…私の…大切なお姉ちゃんだよ たとえ、どんな人格になっても…!
【ベガ】 私は…私だけは全てを受け止めるから その全部がお姉ちゃんだって 分かってるから!お願い!
【モラ】 私の全部を受け止めてくれる…!? えへへ…お世辞でも嬉しいなぁ ありがと、ベガ♪
【モラ】 ああ、なんだか暖かい…
【モラ】 私の中に新しい力が 宿ったのを感じる…
【ベガ】 良かった…モラ… ねえ、やっぱりこんなところ出よう ここにいちゃダメなんだよ
【モラ】 …そうだね よーし!こんなところぶっ壊して 外に出るぞーっ!
【モラ】 ベガと一緒なら、二人でならきっと なんだってできるし、どこにだって 行ける!!
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