50026203 フライクーゲル_黒_ストーリー 『黒式・狂魔砲』
一斉に飛び出す蜂の群れ
【フライクーゲル】
ふふふ♪
マスターに迫る“不幸”を傍観し、 フライクーゲルは笑っている
【フライクーゲル】
…………
それは… 自分が傷つきたくないからだね？ それって…
“傲慢”であり… “臆病”でもあるね
【フライクーゲル】
…………
マスターの言葉が、 彼女の脳裏をよぎる
【フライクーゲル】
……臆病？
わたしが…？
【フライクーゲル】
…ふん
【フライクーゲル】
冗談でしょ！？
ダダダダダッ…！
突如、響き渡る轟音！ 蜂の群れに向かって、 フライクーゲルが銃弾を放つ
【フライクーゲル】
こっちよ、ハニービー！
カモン！！
攻撃され、 彼女に標的を変える 蜂の群れ
【フライクーゲル】
人には自分が損しても
突き進む時がある…か
ブブブブブッ…！ 蜂の大群に取り囲まれ、 刺される彼女
フライクーゲル！！ マスターが叫ぶ
いくらキラープリンセスとはいえ、 何度も刺されたら ショック死は免れない！
そう思った刹那…！！
【フライクーゲル】
ファィ！！
エネルギーを一点に集中し、 一気に解き放つ
【フライクーゲル】
ヘェイ！これが
わたしのニュースキル！
『黒式・雷閃輝』だよ！！
そのエネルギー波は、 蜂の大群を一気に 撃退するのであった
【フライクーゲル】
はぁ…はぁ…
選択肢:
- もしかして…わざと刺されたの？ → select_label_01へ
- 攻撃をよける事も出来たのに… → select_label_02へ
- 大丈夫…？痛かったでしょ…？ → select_label_03へ
はぁ…はぁ…
select_label_01:
【フライクーゲル】
きみのオツムの中を…
覗いてみたかったからね
select_label_02:
【フライクーゲル】
体験しないと…わかんない
こともあるからね
select_label_03:
【フライクーゲル】
ふふ、そうだね…ほんと、
アンヘァピィ！でもね…
select_label_end:
【フライクーゲル】
ちょっと…思っちゃったんだ
【フライクーゲル】
痛みを…不幸を知ることで…
【フライクーゲル】
初めてヘァピィってどんなもんか、
分かるんじゃないかって！！
【フライクーゲル】
不幸を知ってる分、
ヘァピィも光り輝くんじゃ
ないかって！
すごいよ、お姉ちゃん！ありがとう！！ 帽子を受け取り、とびっきりの笑顔で 去ってゆく男の子
【フライクーゲル】
なぁ～るほどね
【フライクーゲル】
確かに、人のヘァピィも…
嬉しいもんかもね
【フライクーゲル】
マスターの言ってた
“自分が損しても突き進む”のって…
【フライクーゲル】
“ＬＯＶＥ”の精神なのかもね！
見せたことのない、 優しい目をする彼女
【フライクーゲル】
でも…
【フライクーゲル】
ＬＯＶＥって痛～い！！
いたずらな表情で、 蜂に刺されたところを擦る
【フライクーゲル】
…ったく
【フライクーゲル】
ほんと、きみって…
あたしを飽きさせないよね？
【フライクーゲル】
傲慢なあたしに…
ＬＯＶＥを教えるなんて！
【フライクーゲル】
その調子で…
これからも楽しませてよ！
【フライクーゲル】
言っとくけど逃げられないよ？
もう…きみを
ロックオンしちゃったから！
彼女の瞳は、 新しい希望の光に 満ちているようだった
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