50033301 八咫鏡ストーリー いつでもイタズラ
【八咫鏡】
ほっほっほっ！引っかかったの！？
それはわらわが作った
特製・唐辛子入り味噌汁じゃ！
【八咫鏡】
ほっほっほ！転んだ、転んだ！
お主の靴の裏に、とりもちを
つけておいたのじゃ〜っ！
【八咫鏡】
ほっほっほ！これは見事！
落とし穴作戦、大成功じゃ〜！
毎度、毎度、八咫鏡のイタズラには 手を焼かされているマスター
【八咫鏡】
おもしろいの〜、お主は！
いつも見事に
引っかかってくれるんじゃから
【八咫鏡】
しかも、なにをされても
怒らんときとる！
まこと、主の器にふさわしい！
【八咫鏡】
よいか？わらわは誰にでもイタズラを
仕掛けるわけじゃないぞ？
お主のように怒らぬ者にだけ…
【八咫鏡】
なんじゃ？
お主、今なんと…？
【八咫鏡】
わらわがイタズラをするのは…
怒らぬ者ではなく…
イタズラしても嫌わぬ者…？
【八咫鏡】
わらわが…
人の顔色をうかがって
やっておると…？
【八咫鏡】
…………
【八咫鏡】
ほっほ！なにを言っておる！
元々、わらわは『三種の神器』！
【八咫鏡】
そのわらわを嫌う者など
おるはずもない
【八咫鏡】
そんなことを言って
怯まそうとしても無駄じゃぞ？
【八咫鏡】
これからも、せいぜいわらわの
イタズラに引っかからぬよう
気をつけることじゃ！ほっほっほ！
何事もなかったかのように 去ってゆく八咫鏡
【八咫鏡】
…………
しかし、彼女が見せた一瞬の動揺に マスターは気づいていた
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