50062213 メギド 清廉なる滅炎
お疲れ様、と声をかけ マスターはメギドに パックジュースを手渡す
【メギド】 あ、ありがとうございます…
二人はジュースを飲みながら、 誰もいない教室で一休みする
窓の外の夕空を眺める マスターの顔を、 メギドはじっと見つめていた
【メギド】 マスター…私はずっと、 貴方を誤解していたのですね
【メギド】 私が困ったときには、 いつでも手を貸してくれる
【メギド】 私の気持ちを案じて、 時には私のために怒ってくれる
【メギド】 そんな心優しい貴方が、 本当に”穢れたもの”なのかどうか …その答えが、やっとわかりました
メギドの胸に、 マスターへの強い信頼が芽生え…
その想いがメギドの中に 新たなスキル 『清廉なる滅炎』を生み出した
【メギド】 …ふふっ
【メギド】 ああ、いえ… なんでもありませんわ、マスター
そうごまかして、 メギドは再び 甘いジュースを口にする
穏やかな時間が、 二人きりの教室を ゆっくりと流れていった…
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