50086201 芭蕉扇_制服ストーリー 二人っきりのデート
【芭蕉扇】 なんで私よりも早く 到着してるのよ!
穏やかな休日―― に、なるはずだった一日は 芭蕉扇に突然呼び出されて幕を開ける
【芭蕉扇】 私よりもきっちり5分遅れて 「ごめん!待った?」 …と到着するのがあなたの役目よ!
【芭蕉扇】 許嫁の私とのデートなのだから 知恵と労力を総動員して 臨んでほしいものね!
…いきなりツッコミどころしかない どうしたものかとマスターが 考えていると…
【芭蕉扇】 デートだと思ってませんでした という顔をしているわね…?
あ、はい 素直に答えてしまうのが マスターの良いところでもあり…
【芭蕉扇】 なんでハッキリ言うのよ~! 話を合わせなさいよ!!
芭蕉扇をいつも怒らせてしまう 原因でもあるのだった
【芭蕉扇】 …まあいいわ そういうあなただからこそ 今日誘ったわけだし
そう言えば、いつも学校で 芭蕉扇を囲んでいる 取り巻きは呼ばれていないようだ
【芭蕉扇】 デートなのだから ふたりきりに決まっているでしょ!
【芭蕉扇】 それに… どうせ呼んだってつまらないもの
芭蕉扇の表情が、一瞬曇った
【芭蕉扇】 た、たまには刺激がほしいのよ! あなたはすぐ私に口答えするでしょ?
【芭蕉扇】 腹が立って仕方がないけれど… 今日はそういうのがほしい日なの!
よくわからないが… 今日ご指名されたのには 理由があるらしい
振り回されるのは目に見えているが 付き合うしかないと腹をくくる マスターだった
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