50086204 芭蕉扇_制服ストーリー 『扇喜成幸』
一週間後―― 前回のデートのときと 同じベンチにマスターは座っている
【芭蕉扇】
はい、あ・な・た…♪
あ～～ん♪
素直に口を開くマスター あの日から何度か 芭蕉扇がこんなふうになる時がある
こんな時は流れるままに 身を任せるのが一番だと 数日前にマスターは悟った…
【芭蕉扇】
これはデートなのか…ですって？
ヤダあなた…照れてるの？
【芭蕉扇】
私たち婚約しているんですもの
毎週のデートは当然でしょ♪
来週は風邪をひこう 芭蕉扇に悪いが、 そう決心するマスター
【芭蕉扇】
…あれからね
従者たちには遠慮をしないようにと
言い聞かせているの
【芭蕉扇】
でも…なかなか
骨のある者は現れないわ
うまくいかないものね
友達探しは難航している模様 しかし芭蕉扇は 落ち込んだ様子は見せなかった
【芭蕉扇】
でも、あなたがかけてくれた言葉を
胸に…諦めずに探すわ
【芭蕉扇】
ゆっくり探せばいい
もう、俺がいるんだから…
うふふ、あなたったら♪
ゆっくり探せばいいとは 確かに言った しかし…
もう、俺がいるんだから… それは言っていない 確実に！
【芭蕉扇】
いえ、言ったわ！確かに言った！
私の腰に手を当てて…
ささやくように…
脳内補完されている もう何を言っても 覆りそうにない…
話を変えよう！！
選択肢:
- 芭蕉扇にとって友達ってどんなもの？ → select_label_01へ
- どうなったら友達だと思う？ → select_label_02へ
- 友達ができたら何したい？ → select_label_03へ
話を変えよう！！
select_label_01:
【芭蕉扇】
利用し利用される関係ね！
select_label_02:
【芭蕉扇】
私のために命を放り出してくれたら！
select_label_03:
【芭蕉扇】
裏切らないように契約書を交わすわ！
select_label_end:
普通に解釈したらとんでもないことを 芭蕉扇は言っている しかし慣れたものだ
マスターには 彼女が何を言いたいのか わかってしまった
【芭蕉扇】
もちろん、これはお互い様よ？
私も友達に対して
同じことをするわ
【芭蕉扇】
『扇喜成幸』
マスターが困っていたら
全力で助けてあげるから
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
互いに助け合う関係 それこそが、芭蕉扇の考える 友達の定義だった
【芭蕉扇】
マスターはもう婚約者だけれど…
元・友達として命ずるわ
【芭蕉扇】
私の友達作りに
全身全霊で協力すること！
いいわね！
いつも通りの強い口調 でもその笑顔には 協力せざるを得ない輝きがあった
【芭蕉扇】
早速だけど！
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