50101303 常守朱ストーリー 『オールイレース』
翌日、再び異族と対峙した朱は 案ずるマスターを制して ドミネーターを構えた
選択肢:
- 俺たちがやる！下がるんだ！ → select_label_01へ
- 君は無理しなくていいんだ → select_label_02へ
- やれるのか…？ → select_label_03へ
翌日、再び異族と対峙した朱は 案ずるマスターを制して ドミネーターを構えた
select_label_01:
【常守朱】 ただ見てるなんて…できませんから
select_label_02:
【常守朱】 大丈夫です。私、決めたんです…
select_label_03:
【常守朱】 やれます…。見ていてください！
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【常守朱】 私は、私の正義を信じます 守りたいものを、守ります！
朱はドミネーターを 異族に向け腰を落とした
ドミネーターは蛍光色に輝きだし デコンポーザーへと変形する
【ドミネーター】 執行モード デストロイ・デコンポーザー
【ドミネーター】 対象を完全排除します ご注意ください
【常守朱】 これはシビュラだけの意思じゃない… 私の意志でもある！
寄せ来る異族に デコンポーザーを発射する朱
はじけ飛ぶ異族を前に 朱は静かにデコンポーザーを下ろす
【常守朱】 『オールイレース』 完了…
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【常守朱】 社会の最大多数の幸福のために シビュラシステムは必要…
【常守朱】 でも、その存在自体は許せない ずっとそう思っていました
【常守朱】 「成しうる者が為すべきを為す これこそシビュラが 人類にもたらした恩寵である」
【常守朱】 そう言われていた。でも… 「成しうる者」も「為すべき」ことも 結局全てシビュラが勧めたことだった
【常守朱】 でも、あなたたちは違う 他者に判断を委ねた道ではなく 己が選んだ道を進んでいる
【常守朱】 誰もが自分の人生を 手探りで選んでいく
【常守朱】 それが当たり前の世界が、 ここにはある
【常守朱】 本当の人生とか、 生まれてきた理由とか それを自分で悩むことができるって
【常守朱】 私たちの世界とは 別の幸せがあるんじゃないかって
【常守朱】 大切なのは善か悪かの結論じゃない それを自分で抱えて 悩んで引き受けること…
何か思い出すかのように 朱はそっと目を閉じた
【常守朱】 シビュラのない世界で 本当に自分らしい道 自分の意志で進む生き方…
【常守朱】 見つけられる気がするんです
【常守朱】 シビュラのあり方について こんなに本気で考えたのは あの事件ぶりかもな…
朱は目を開けてマスターを見つめると はにかむように、微笑んだ
【常守朱】 昔の同僚に ちょっと似てるんです、あなた…
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