Phantom of the Kill

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50141303 巴マミストーリー 『甘美の魔弾』

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数日後─

一人でお茶するマミを 見かけたマスターは、 彼女の向かいの席に腰掛けた

【巴マミ】 …あら、珍しい 今日はマスターも飲むの? 紅茶

【巴マミ】 この前は…お話を聞いてくれて ありがとう

【巴マミ】 誰にも言えなかったことだから… 少し嬉しかったわ

【巴マミ】 もっと…精神的に強くなれるよう… これからもがんばるから…

【巴マミ】 って聞いてる、マスター? もう…

【巴マミ】 …あっ!

【巴マミ】 砂糖入れすぎじゃない、 マスター!?

【巴マミ】 ほら、甘い! いいわ、私のものと替えてあげるわ

選択肢:

ほら、甘い! いいわ、私のものと替えてあげるわ

select_label_01:

select_label_endへ そうよ、なんでもやり過ぎは…

select_label_02:

select_label_endへ そうよ、偏るのって良くないわ

select_label_03:

select_label_endへ そうよ、全てが調和された味ですもの

select_label_end:

【巴マミ】 !! あ…っ!

マミが急に大きな声をあげた どうしたの?と尋ねるマスター

【巴マミ】 もしかして、今までの私は… 仲間に…頼りすぎてた…?

【巴マミ】 仲間が出来たことが嬉しくて… 精神的に依存してたのかも…

【巴マミ】 心の中で仲間の占める比重が 大きくなるにつれて…

【巴マミ】 私自身の心は、 どんどん弱くなってたんだ…

【巴マミ】 紅茶にも砂糖とレモン、 最高のバランスがあるように…

【巴マミ】 仲間に依存するのではなく… 相手を尊重し、 最高の信頼を置く!

【巴マミ】 それができれば… ピンチの時ほど、強くなれるわ!!

彼女の中でなにかが変わった

それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった

【巴マミ】 ありがとう、マスター

【巴マミ】 私の新奥義… 『甘美の魔弾』 完成よ

そう言って、 紅茶にレモンを数滴絞るマミ

【巴マミ】 …うん! 最高!!

【巴マミ】 もう大丈夫よ、マスター 私…明日からはみんなと戦うわ!

【巴マミ】 …え? 紅茶の替えっこ? そんなこと、言ったかしら?

なんだかよく分からないが、 悪戯っぽく笑う彼女の笑顔は とても力強く輝いていた

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