50161101 フラベルムストーリー 辛辣少女の異変
戦闘の合間の休日 その朝食時─
【フラベルム】
あらあら、マスター
そのようにボロボロこぼして
【フラベルム】
まるで豚のようですわよ
彼女の名はフラベルム 隊で随一の辛辣な言葉の持ち主
【フラベルム】
それに、その寝癖頭…
清々しいまでに醜いですわ
【フラベルム】
もう一度、お顔を洗ってきた方が
いいんじゃありませんの？
それで男前になるとは思えませんが
終始、笑顔でキツイ言葉を 浴びせる彼女 マスターは、その理由を尋ねてみた
【フラベルム】
あら、お気に障ったかしら？
でも、わたくしは本当のことを
言っているだけですから
【フラベルム】
ハッキリ申し上げて、わたくし…
【フラベルム】
マスターをマスターとして、
まるっきり信用していませんので
悪しからず
会釈し、去ろうとする彼女
マスターは、もう一つ 気になっていたことを尋ねてみた
【フラベルム】
…え？わたくしが…？
最近、そわそわしている…？
【フラベルム】
…………
【フラベルム】
普段はだらしないくせに、
変なとこだけ気が回るというか…
【フラベルム】
マスター、よろしいですか？
わたくしのことを観察しないで下さい
【フラベルム】
ストーカーじゃあるまいし
そう言い捨てると彼女は、 どこへともなく去ってゆくのだった
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