50161102 フラベルムストーリー 孤独の代償
【フラベルム】 あと3日…いや、2日かしら? うふふ
カレンダーを見ながら、 ウキウキ状態のフラベルム
「何か気になることでもあるの?」 マスターが彼女に尋ねる
【フラベルム】 どうして、それをあなたに 答えないといけないのですか?
選択肢:
- なにかを楽しみにしているようだから → select_label_01へ
- 楽しいことは分かち合いたいんだ → select_label_02へ
- きみの喜びを知りたいんだ → select_label_03へ
どうして、それをあなたに 答えないといけないのですか?
select_label_01:
【フラベルム】 まったく…よく観察していますね、 気味悪い
select_label_02:
【フラベルム】 まったく…強欲な人ですね、 あさましい
select_label_03:
【フラベルム】 まったく…人の喜びを知りたいなど… いやらしい
select_label_end:
【フラベルム】 以前にも申し上げましたが… あなたに答える義理はありませんわ
きみはどこか… 人を避けているようにも見える… わざと辛辣な言葉を吐いて
彼女に問い掛けるマスター
【フラベルム】 やれやれ… 本当に… よく見ているのですね
【フラベルム】 人が見られたくない “心の中”まで…
彼女が、その重たい口を開き始めた
【フラベルム】 わたくしのキラーズは、神に最も近く 天使の最上階級である熾天使、 セラフィムの持つ聖なる扇
【フラベルム】 最上階級…ということは、 周りに並ぶ者がいないということ つまり…
【フラベルム】 …孤独…だということです
【フラベルム】 そのせいもあるのでしょうか…
【フラベルム】 わたくしは辛辣な言葉で、 相手を遠ざけていた… 距離を保っていた
【フラベルム】 ずっと孤独だったからか… 孤独に慣れてしまっていたからか…
【フラベルム】 誰かと心が近づくのが 怖いのかも知れませんわね…
【フラベルム】 でも…人を遠ざけてきた代償でしょう その分、みんなから怖がられている のも分かってますから
【フラベルム】 だから、これで良いのです これくらいの距離が… わたくしにはちょうどいいのです
俯く彼女に 「きみは分かってないよ」 と返すマスター
【フラベルム】 …え?
みんな、きみのことを 怖がってなんていない “気高い”って思ってるよ
【フラベルム】 …!
【フラベルム】 …やれやれ
【フラベルム】 あなたの調子のいい口先につられて、 ついつまらないことを 話してしまいました
【フラベルム】 あら? 実のない長話をしていたら、 もうこんな時間
【フラベルム】 早く寝なさい… どうせ起きられなくて、明日も 醜い顔を晒すことになるんだから
そう言って、寝室に行く彼女 言葉とは裏腹に、その声は 弾んでいるように聞こえた
あ、そういえば 彼女が楽しみにしていることって…? カレンダーを見るマスターだった
Next: 50161103