50161103 フラベルムストーリー 『メテオザミリオン』
次の日の夜
【フラベルム】 はぁ…はぁ…はぁ! 天気の移り変わりで… 1日早まった…急がないと!
丘を一人走るフラベルム
【フラベルム】 …あ!
彼女の前に現れたのは、 自転車に乗ったマスターだった
【フラベルム】 今、あなたに構っている暇など ないのです…まぁ、普段からも 構ってなんかいませんが
選択肢:
- 後ろ、乗ってく? → select_label_01へ
- 君が走るのよりは早いと思うけど → select_label_02へ
- 急いでるんでしょ?荷台で良ければ → select_label_03へ
今、あなたに構っている暇など ないのです…まぁ、普段からも 構ってなんかいませんが
select_label_01:
【フラベルム】 …え?そのためにわざわざ 借りてきたのですか…?
select_label_02:
【フラベルム】 わたくしの足の速さを見くびって もらっては困りますが…
select_label_03:
【フラベルム】 どうせなら馬車が良かったけど… あなたに期待しても仕方ありませんね
select_label_end:
【フラベルム】 まったく… レディが乗るには… 錆びた自転車だこと
「それは乗るってことだね!」 と、後ろの荷台に彼女を座らせる
勢い良く坂を駆け登る …が、すぐに息を切らしてしまう マスター
【フラベルム】 もう情けない! レディに漕がせるなんて!
凄まじいスピードで坂を登りきる彼女 その先にあったものは…
【フラベルム】 よかった… 間に合った…
それは満天の星空に流れる流星群
【フラベルム】 きれい…
【フラベルム】 チャンスは…今夜だけでした… 数年に一度しか見られないこの流星群
【フラベルム】 なにがあっても絶対に 見たかったんです、全てが見渡せる… 大好きなこの高台で…
【フラベルム】 …!今…何かを掴んだ気がします 好機を絶対に逃さないという想いは… 奥義に通ずる…
【フラベルム】 新技『メテオザミリオン』 誕生ですわ
それはまさしく、 彼女が新たなるスキルに 目覚めた瞬間だった
【フラベルム】 あなたが体力のない、だらしない マスターだったおかげで 習得できましたわ
【フラベルム】 でも、来て下さらなかったら… この景色を見ることは 叶わなかったかも
【フラベルム】 そこに関してだけは… お礼を言いますわ
【フラベルム】 ぁ…ありがとう…
初めて聞いた彼女の「ありがとう」
それは流星のようにすぐに消えたが、 マスターの心の中には いつまでもずっと残り続けていた
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