50172102 制服グリモワールストーリー 猛特訓開始ピヨ!
夕焼けに包まれる校庭 その脇に生えている一本の 木の下に腰かけているグリモワール
【グリモワール】
やっぱり…ワタシが悪いのかな…
どう思う…?
クロピヨ…
ぬいぐるみに話しかけている彼女 マスターは思い切って、 声を掛けてみた
【グリモワール】
わぁっ!
ビ…ビックリしたぁ!!
な、なによ、急にぃ!?
帰って自主練するって 言ってなかったっけ? と、尋ねるマスター
【グリモワール】
…だから、なに?
別にいいでしょ?
キミにはカンケーないし…
選択肢:
- 上手く…吹けないの? → select_label_01へ
- 練習…逃げ出したの? → select_label_02へ
- 音楽…嫌いになったの? → select_label_03へ
…だから、なに? 別にいいでしょ? キミにはカンケーないし…
select_label_01:
【グリモワール】
…!こ、この高貴で優雅なワタシが
上手く吹けないわけないでしょ!?
select_label_02:
【グリモワール】
…!こ、このワタシが逃げ出すなんて
…!ワタシに不可能はないのよ!?
select_label_03:
【グリモワール】
…!バカなこと言わないで!
ワタシは…音楽に愛される存在よ!?
select_label_end:
強気に言い返す彼女に、 「本当に…?」と問うマスター
【グリモワール】
う…!うるさいわね!!
ほんとにもう放っといてよ!!
「得意の魔術は使わないの?」 放っておけないマスターは、 尚も彼女に尋ねる
【グリモワール】
…!
【グリモワール】
キミって…
【グリモワール】
本当に、何もわかってないね!
【グリモワール】
魔法で上手く吹けてりゃ…
こんなに落ち込んでないっての
【グリモワール】
魔術ってのも…万能じゃないってこと
だから苦しんでんじゃない
もうすぐ…演奏会なのに…
【グリモワール】
ほんとに…どうしよぅ…
ずっと強気だった彼女の目には、 いつの間にか涙が浮かんでいた
だったら…特訓だピヨ!
【グリモワ-ル】 …え?ピ…ピヨ…?
クロピヨに顔を隠しながら、 語るマスター
特訓して演奏会に間に合わせるピヨ! 君なら絶対に出来るピヨ!!
【グリモワール】
ク、クロピヨでふざけないでよ!
ワタシ、本気で落ち込んでんのに…!
大丈夫!僕が手伝うピヨ!!
【グリモワール】
…!…え?
手伝う…って?
努力で魔術を飛び越えるピヨ~! 鳥だけに!!ピヨピヨピヨ!!
【グリモワール】
…なに、それ?
つまんない…
【グリモワール】
でも…
【グリモワール】
……いいわよ
そ、そんなに言うなら…
【グリモワール】
手伝わせてあげても…
彼女の目から一粒の涙がこぼれ落ちる 2人の猛特訓の日々が始まった
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