510024213 レーヴァテイン・擬彩 華葬『侵されぬ時間』
あれから数日が経った
【レーヴァテイン】 行くわよ、みんな
また新たな戦闘が発生
レーヴァテインは、 すぐさま出陣しようとした
……が、
【レーヴァテイン】 …!
そんな彼女を 行かせまいとするように、 他の姫達が我先に出陣
【レーヴァテイン】 どうして……?
【レーヴァテイン】 一度、隊を抜けたことを 怒っているの…? それとも……
【レーヴァテイン】 私はもう… お役御免ってこと…?
だが、そんな心配は杞憂に終わる
みんな!レーヴァテインばかりに 任せちゃダメだからね! そう一人の姫が叫んだのだ
【レーヴァテイン】 ……!
【レーヴァテイン】 ……みんな
マスターは彼女に告げる 君が姫達を家族と認めているように 姫達も君を家族だと思っているんだ
頼りになる長女を慕っているんだ みんな、大好きなお姉ちゃんを 助けたいんだよ、と
【レーヴァテイン】 ……ありがとう
姫達の思いやりに、 感動するレーヴァテイン
妹達と共闘すべく、 戦場に駆けて行く
【レーヴァテイン】 今までは… 救ってあげなきゃいけない 妹達だと思ってた
【レーヴァテイン】 でも……みんな、成長してる
【レーヴァテイン】 この背中を、 安心して預けられるほどに
【レーヴァテイン】 そして、そんな私達を 率いてくれるのは…マスターだ
【レーヴァテイン】 マスターがいるから、 こんなにも長い年月を 戦ってこられた
【レーヴァテイン】 そして、マスターがいるから…… これからも戦い抜いて行ける!
【レーヴァテイン】 照れ臭くて、 口じゃ言えないけど… みんなと過ごす時間が…
【レーヴァテイン】 …大好き、だから これが私の幸せ
以前よりも 強くなった絆を実感した彼女は、 姫達と共に敵を撃破するのだった
【レーヴァテイン】 みんな、本当に…ありがとう
その後――
草原で、マスターと語らう彼女
【レーヴァテイン】 今日、改めて誓ったわ
【レーヴァテイン】 姫達が、 私を守ろうとしてくれたように…
【レーヴァテイン】 私も、絶対にあなたを守り抜くって
【レーヴァテイン】 今までこの隊にいた2倍、3倍…… いいえ、10倍の年月でも 守り抜いていく
【レーヴァテイン】 前ならめんどくさいって 思ったかもしれないけど、 今は私がそうしたいって思えるから
はは、その頃になったら、 僕はもうお爺ちゃんだな と、笑うマスター
その笑顔を見て、彼女は思う
【レーヴァテイン】 この家族が終わりになるなんて、 考えたくない
【レーヴァテイン】 だから、私が終わらせる
【レーヴァテイン】 貴方を邪魔する邪悪なもの、 すべてを……!
未来を見据えたその目は、 強く鋭く光り輝いていた
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