510141214 ティルフィング ブラックキラーズ執行官衣装ver. 渇望する魂の純正
あれから数日後…
【ティルフィング】 任せてください! はぁっ!
彼女の冷たさは以前よりも和らぎ、 隊の姫とも、少しずつ 交流を持てるようになってきた
マスターから隊の姫達に はたらきかけたこともその要因だが、 彼女にも心境の変化があったようだ
マスターはこの勢いで、彼女と 隊の姫との距離を近づけたいと考え、 以前にも考えた合同訓練を提案する
【ティルフィング】 合同訓練ですか? 任務であれば、従いますが…
彼女の反応もそれほど悪くない マスターは当日に向けて、 準備を進めることにした
訓練当日、マスターの予想した通り、 彼女の周囲には姫達が集まって、 我先にと列をなす
【ティルフィング】 え、あ…その…
この状況に戸惑い、助けを求めて ティルフィングはマスターに視線を 送るが…
マスターは遠くから、 頑張って と、手を振るだけだった
【ティルフィング】 あの… では、訓練を始めましょうか…
隊の姫は、各々の武器を手に、 彼女にアドバイスを求める
【ティルフィング】 そ、そうですね… こちらではなく、ここを持った方が 力加減がしやすいのでは?
また、銃を得意とする姫が 彼女にアドバイスをする場面も 見られた
【ティルフィング】 なるほど… その方が効率的ですね
合同訓練が終わると、 姫達はそれぞれの任務や 居室へと戻っていく
ティルフィングとマスターは、 その場に残って少し休むことにした
【ティルフィング】 ふぅ…
おつかれさま、大活躍だったね と、マスターは声をかける
【ティルフィング】 マスター… ありがとうございます
【ティルフィング】 武器や戦い方に関することならば、 お互いに緊張せず話しやすいだろうと 配慮してくれたんですね?
どうしてわかったの? と、マスターはたずねる
【ティルフィング】 うふふ… わかりますよ、アナタのことなら
そっか…これからは みんなと一緒に戦えそうかな? と、マスターがたずねる
【ティルフィング】 はい… 今後は、これまで以上に 高度な任務もこなせそうです
【ティルフィング】 もう、ひとりではありませんから…
『渇望する魂の純正』 孤独から解放された彼女は、 新たなスキルを得る
【ティルフィング】 ですが、少し残念な気もします
どうして? と、たずねるマスター
【ティルフィング】 アナタとふたりの時間が、 減ってしまいますから…
マスターが反応に困っているうちに、 ティルフィングの視線は マスターの背後に向けられる
そこには隊の姫が立っており、 町の近くに異族が出現したという 報告が届けられたと言う
【ティルフィング】 マスター…
ティルフィングは表情を引き締め、 マスターの言葉をじっと待つ
マスターは、彼女のハンターのように 冷たい目の奥に、 以前とは違う温かさを感じていた
Next: 510143211