510352213 ダモクレス・擬装・プリースト 零装『至愛の抱擁』
あれから数日後――
【ダモクレス】
はぁぁぁぁぁ
ダモクレスはまた、 巨大な樹木のある場所で、 杖の修行をしていた
そこに現れるマスター 調子はどう？
【ダモクレス】
あっ！マスター！！
それはこっちのセリフだよ、
もう大丈夫なの？
マスターは彼女に答える うん、君から愛の癒しを貰ったからね
【ダモクレス】
そっか、良かった♪
安堵の表情を見せる彼女
そして、こう続ける
【ダモクレス】
でも、また癒しが
必要になった時は言ってね？
【ダモクレス】
クレスの愛は…
今もどんどん溢れ出てるから
その言葉通り、 杖から光を放つ彼女
【ダモクレス】
えいっ！
その光は、巨大な樹木を砕く…
…ことなく、 花を咲かせ、 元気にするのだった
【ダモクレス】
えへへ、どう！？
すごいね！ マスターの言葉に、 彼女は答える
【ダモクレス】
うぅん、
クレスの愛が
すごいんじゃない
【ダモクレス】
マスターの愛がすごいんだよ
【ダモクレス】
だってクレスに
愛を教えてくれたのは、
マスターだから！
【ダモクレス】
マスターが自分を犠牲にしてまで、
クレスを助けてくれたから！
【ダモクレス】
だからクレスは、
本物の愛を知ることが
出来たんだよ♪
そう言って、 マスターの目を 真っすぐ見つめる彼女
【ダモクレス】
でも…思うんだぁ
【ダモクレス】
マスターへの愛と、
ラグナロクたちへの愛は、
ちょっと違うんだよね
【ダモクレス】
なんて言っていいのか
分からないんだけど…
【ダモクレス】
マスターの愛は、
独り占めしたいって感じ♪
【ダモクレス】
えへへ、これって…
なんでかな？
【ダモクレス】
愛さえあれば問題ないっ！
って思ってたけど…
愛も色々あるんだね♪
天真爛漫に笑った彼女は、 とてもあどけなく愛しかった
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